はじめに

東海大学医学部では豊かな心を持った人間力と将来を担う強い使命感を持った医師の育成を目指していきます。人間が平和で幸せな生活を送ることができるようにしていくことを医療を通してサポートをしていきます。自らの思想を培う・個々の学生の素質の伸長を支援する・文系理系の幅広い知識をつける・国際性豊かな視野の広さを持つことなどを教育理念にしています。

東海大学は大学全体で読解力・国語力の向上に努めています。国語力の向上は長期的にみると相手の気持ちを察知することにつながります。相手の立場に立って物事を考えていくことは仕事をしていく上でとても重要になります。それは医師であっても変わることはありません。看護師・検査スタッフなどと連携をして治療に当たっていくこと・患者中心の医療を行っていくこと。とても大事なことです。

住所

東海大学医学部の所在地は神奈川県伊勢原市下糟屋143にあります。最寄駅は伊勢原駅で徒歩15分・バスも同駅から出ています。車では東名厚木インターから車で20分程度です。東京都心からだいたい1時間から1時間20分程度のところにある自然豊かなところです。横浜にも電車で40分程度と比較的近いです。大都市に近い田舎。それが伊勢原という街です。

入学金・学費

入学金

1,000,000円

初年度学費総額

6,473,200円

2年目以降学費総額(年間)

5,769,000円

6年間学費総額

35,306,200円

出典:東海大学医学部HP

偏差値

65

出典:河合塾医進塾HP

医師国家試験合格率

90.1%

※2020年 医師国家試験合格率

※新卒者の医師国家試験合格率

歴史

東海大学医学部の歴史を紹介します。

1974年:医学部の開設 医学部の本館・付属病院本館の竣工

1975年:医学部の付属病院の開院

1976年:臓器の移植データセンターの発足

1980年:大学院医学研究科開設総合医学研究所を開設

1983年:医学部とニューヨーク医科大学と覚書の調印 また医学部の付属の東京病院の開院 医学部の付属東京病院の開院

1984年:医学部付属病院に救急救命センターを開設します。同じくドイツのフンボルト大学医学部と協定締結をします。

1988年:ウェイクフォレスト大学医学部と協定締結

1989年:医学部に教育研究室を新設

1991年:医学部にロンドン大学医学部と協定締結

1993年:医学部附属病院に特定の機能病院施設の承認

1995年:大学院医学研究科に医科学専攻を新設

1996年:総合医学研究所分子医学医療研究センターを開所

1997年:遺伝子工学細胞移植研究センターを設置

1998年:細胞移植研究センターを設置

2002年:医学部付属八王子病院開院

2004年:編入学試験を本格化

2007年:医学部付属病院院内保育所「ひまわり」を開設

2008年:医学部入学定員を110名に増員

2010年:カーディフ大学と学生の交換交流に関する協定を締結

2011年:コペンハーゲン大学と学生の交換交流に関する協定を締結

2012年:文部科学省がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン・私立大学戦略的研究基盤形成支援事業プランに採択

2014年:ドクターヘリ格納庫竣工に採択

2016年:チュラロンコン大学医学部と学術交流及び学生交換に関する協定締結 大学入試センター試験利用入学試験を導入

2017年:静岡県地域枠の入学試験を導入

2018年:医学部看護学科を開設します。アドミッションズオフィス入学試験を導入

特徴

東海大学医学部の特徴は科学とヒューマニズムの融和です。医学部の開設以降この考えは全く変わっていません。育ててきた教育のテーマであらゆる変革や挑戦の根幹を成していく基本精神です。目覚ましいスピードで進化していく医学と生命科学に関する最新の知識を研究していくこと・またどんな時にも人間に対しての尊敬を忘れない優しい心を備えた人間性を良医と考えています。その良医の育成に向かって様々な改革に取り組んできました。

人の生命にかかわる責任の重さとその使命の重要性を十分に認識して、真に社会が認めていく良医を目指していく皆さんを万全の教育体制と情熱で応援します。

カリキュラム

出典:東海大学医学部HP

東海大学医学部のカリキュラムを紹介します。

1年次

湘南キャンパスと伊勢原キャンパスでの以下の授業を通して幅広い人間性と医学学習の基盤を作っていきます。また医学英語では英文の医学の教科書を使って少人数学習をしていきます。またこの授業を通して医学の全体像を把握していくのと同時に医学英語にも慣れ親しんでいきます。この学習を通してコミュニケーション力と実践力を高めていきます。

2年次

分子と細胞・遺伝・基礎生物学などの医学の基本となる身体の動きについて学んでいきます。また周辺医療への理解を深めていく取り組みを行っていきます。パソコンを利用した基礎学習も取り入れています。時間や場所の制限がないので効率が良いです。この学習を通して広い視野を学んでいきます。

3・4年次

正常な人の働きや病気の状態について学習をしていきます。その後基本臨床学の準備に入ります。臨床医学と基本診療学に分かれます。それぞれの学習到達度を測定していきます。生理学・臨床医学A・B・基本診療学・医療面接などを学びます。この学習を通してコミュニケーション力と実践力を学んでいきます。

5・6年次

基本臨床能力の実践や向上をしていく2年間です。現場での実習を通して学習の仕上げを行っていきます。また集中講義などの国家試験に向けた対策や準備を行っていきます。提携医院などの学外の臨床実習を通して臨床医学の現場の経験値を上げていきます。この学習を通してコミュニケーション力と実践力を学んでいきます。

その後大学院に進学する方は自由度の高い研究環境を作ることで学生の興味に応じた柔軟な研究をすることができます。また国際協力の専門家を養成していくで国際的な視野に立った研究者を育成していきます。

研修制度

東海大学医学部の研修プログラムの一覧は基本研修プログラム・地域医療研修プログラム・周産期研修プログラム・地域医療重点研修プログラムの4つのコースに分かれています。

基本研修プログラムでは大学病院への研修はもちろんのこと・地域の中核医院での研修が容易になります。研修期間が36週と長いので複数の科で実務研修を積むことも可能になります。科目は総合内科・選択内科・救急救命科・地域医療・外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科・その他選択などがあります。

地域医療研修プログラムは大学病院の他に地方病院の研修を行っています。石巻赤十字病院・女川町地域医療センターなどとも提携をしています。さらに幅広い科の実務研修をすることができます。科目は総合内科・選択内科・救急救命科・地域医療・外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科・その他選択などがあります。

周産期研修プログラムは自由度が高く自主性を重視した研修が可能になります。異なる角度から小児科や産婦人科を学べることができます。科目は総合内科・選択内科・救急救命科・地域医療・外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科・選択などがあります。

地域医療重点研修プログラムは地域の医療に重点を置いて市中病院で20週間の研修ができます。選択期間が最も多く40週の研修が可能になっています。科目は総合内科・選択内科・救急救命科・地域医療・麻酔科・外科・小児科・産婦人科・精神科・選択などがあります。

部活動

東海大学医学部の部活動は運動部・文化部・同好会に分かれます。学業との両立の中でも多くの学生が部活動を楽しんでいます。実に多くの部活動があります。

運動部

はアイスホッケー部・アメリカンフットボール部・硬式テニス部・空手部・弓道部・剣道部・ゴルフ部・サイクリング部・サッカー部・柔道部・準硬式野球部・水泳部・スキー部・スノーボードサークル・卓球部・ダンス部・軟式テニス部・バスケットボール部・バトミントン部・バレーボール部・ラグビー部・陸上部・ヨガサークル部などがあります。

文化部

英会話部・管弦楽団・軽音楽部・茶道部・手話サークル部・ぬいぐるみ病院・美術部・病院ボランティア部・臨床医学学習サークルなどがあります。

連携病院

東海大学医学部付属病院の提携病院を探します。東海大学系列の提携病院はあまりありません。ただ神奈川西部を中心に優良な病院が多くなっています。

小田原市立病院・平塚市民病院・東名厚木病院・海老名総合病院・東海大学医学部付属八王子病院・SUBARU太田記念病院・静岡市立清水病院・茅ヶ崎市立病院・国立病院機構神奈川病院・国際医療福祉大学熱海病院・琉球大学医学部附属病院があります。

著名な卒業生

東海大学医学部の主な卒業生を紹介します。

  • 宇野克明氏(東海大学医学部基礎系生体構造機能学教室非常勤講師・東京MITクリニック院長)
  • 銘苅美世氏(宝塚音楽学校出身・医師の道を目指して東海大学医学部を卒業・都内の精神科医院で勤務医として奮闘中)
  • 川名明彦氏(東海大学医学部付属病院呼吸器内科助手・国立国際医療センター国際疾病センター医長・コロナウイルス感染症対策専門家会議構成員としても活動中)

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プロフィール
笠浪 真

税理士法人テラス 代表税理士
税理士・行政書士
MBA | 慶應義塾大学大学院 医療マネジメント専攻 修士号

1978年生まれ。京都府出身。藤沢市在住。大学卒業後、大手会計事務所・法律事務所等にて10年勤務。税務・法務・労務の知識とノウハウを習得して、平成23年に独立開業。
現在、総勢52人(令和3年10月1日現在)のスタッフを抱え、クライアント数は法人・個人を含め約300社。
息子が交通事故に遭遇した際に、医師のおかげで一命をとりとめたことをきっかけに、今度は自分が医療業界へ恩返ししたいという思いに至る。

医院開業・医院経営・スタッフ採用・医療法人化・税務調査・事業承継などこれまでの相談件数は2,000件を超える。その豊富な事例とノウハウを問題解決パターンごとに分類し、クライアントに提供するだけでなく、オウンドメディア『開業医の教科書®︎』にて一般にも公開する。

医院の売上を増やすだけでなく、節税、労務などあらゆる経営課題を解決する。全てをワンストップで一任できる安心感から、医師からの紹介が絶えない。病院で息子の命を助けてもらったからこそ「ひとつでも多くの医院を永続的に繁栄させること」を使命とし、開業医の院長の経営参謀として活動している。

                       

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