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士業という業界では、「どのような事務所でどのように経験していくか」がとても大事だと思います。テラスは医療経営の行政手続きという専門性の高い業務に加え、コンサルティング業務まで学べる。そういう面では、とても良い会社に入社できたと思っています。

野坂 周平

Nosaka Shuhei
医院開業支援コンサルティングスタッフ

Profile

税理士法人テラス 野坂 周平
前職では行政書士・司法書士事務所で勤務し、法務局の登記や許認可の手続きなどを担当。より専門性の高い行政手続きの仕事をしたいと考え、2019年1月、医療機関の法務を専門に取り扱う当社に入社。以降、コンサルティングチーム・法務チームとして医院開業や医療法人化の行政手続き全般を担当する。税務チーム・労務チームとはまた違う、法務の付加価値の高い仕事ができていることにやりがいを感じている。
仕事で心がけていることは安心して開業医の先生が診療に専念できるように、先生のフォローを徹底すること。今後もさらに経験を重ね、専門性を高めることでクライアントとの信頼関係を深めていくことが当面の目標。

コンサルティングチーム・法務チームに所属して医院開業や医療法人化などで必要となる行政手続き全般を担当しています。
例えば医療法人化の場合、まず私達は先生にお会いして、医療法人のメリット・デメリット、段取りやスケジュール、必要書類のご案内をします。その後実際に都道府県や厚生局・保健所への事前打ち合わせ、それから申請、届出等を順次行っていきます。

医療法人化は、かなり手続きが複雑で提出書類も多く、しかも期限は厳守しなければいけません。許認可や開設手続きが遅れた時点で、医療法人設立のタイミングを逃すことになるので、損害賠償訴訟を起こされるリスクがあります。税理士や行政書士などの士業でも、経験を重ねないと医療法人化の全体像を把握することは難しいでしょう。実際にやってみないとわからないようなことが多く、そういった経験を積んでいけるのは、スキルアップを実感できてやりがいを感じます。

開業支援の場合は、開設の手続きはもちろんのこと、物件探しから銀行から融資を取り付けるところまで総合的にサポートします。不動産会社や銀行、医療機器メーカーなど、様々な方と繋がることができて、仕事の面白さを感じています。ただ手続きを進めるだけでなく、医療経営コンサルティングの側面が強いところがありますね。

医師の先生方はかなり忙しいので、行政との交渉や相談も請け負ったりして、先生の負担を極力減らすようにしています。
私の仕事は、税務チームや労務チームのように定期訪問をすることはありません。しかし局所的に医療経営をコンサルティングするという意味では付加価値の高い仕事だと思っています。ですからテラスグループ全体の価値を高めることに貢献できる仕事をやらせていただいていると実感しています。


前職では行政書士・司法書士事務所に勤務し、主に法務局の登記や許認可の手続きなどを担当していました。
次のステップとして転職先を探していたのですが、他の会計事務所では医療系の法務や行政手続きを専門にしている組織は多くありません。

私見ですが他の行政書士・司法書士事務所よりも専門性が高い業務を経験できると思ったので、当社のホームページで求人を発見した際に「これはチャンスだ」と思い、すぐ応募しました。

医療経営のコンサルティングや行政手続きという貴重な経験を積めることが第一ですね。それとスタッフに税理士や社労士、行政書士がいるので、ほぼワンストップで業務が回ることです。

税務・労務・法務を担うところが全部別々の組織体になってしまうと、各所の連携がなかなかできません。これでは先生の負担を増やしてしまったり、不安にさせてしまいます。
医療経営に必要な業務をワンストップで進められるというのは、先生方にとっては非常に利便性が高いことです。手を煩わせることなく、安心して診療に専念したい先生方にとってはとても心強い存在になります。
この税務・労務・法務の各チームの協力体制の重要性は前職の頃からも感じていました。そして、それを既にクリアしている当社に大きな魅力を感じました。

それでいて貴重な経験を積めて、さらに行政手続きだけでなくコンサルティング業務まで学べるというのは、次のステップへの転職としては理想の形でした。ですから面接を受けて内定をいただくと、迷わず入社を決めました。
「士業」というこの業界で生き残るには、どのような事務所でどのように経験をしていくかがとても大事だと思います。そういう面では、とても良い会社に入社できたと思っています。


入社前は税務・労務・法務がそれぞれ別の空間で独立していると思っていました。いくらワンストップで業務を進めると言っても、どうしても意見のやり取りや連携がやりにくいかと思いきや、実際には全然そんなことはありませんでした。

各所とも風通しが非常に良いです。例えば税務や労務の方で知りたいことがあれば簡単に声をかけることができますし、逆に法務や行政手続きで協力が必要ならすぐに応えます。非常にオープンな職場なので、連携がうまく取れていると思います。

また私自身、法律事務所の出身として税理士や社労士といった違う職種の業務を間近に見ることができるのは面白いですね。幅広く経験を積むにはぴったりの職場です。

勤務医の先生にとっては医院開業、個人開業医の先生にとっては医療法人化の行政手続きはほとんど未知の世界だと思います。
その状態で関わるので、難しい法律用語をわかりやすく説明したり細かい仕事を請け負うなど、常に先生のフォローができるように心がけています。大事なことは先生が安心して診療に専念することなので、申請業務で心配をおかけしたり、負担になるようなことがないようにしています。

それと医療法人化の行政手続きで怖いのは申請期限に間に合わないことです。手続きが滞ることは絶対にあってはならないこと。
各所でこまめにミーティングをするなど、取りこぼしがないような工夫は欠かせません。


難易度が高いと感じつつ、やりがいも大きかったのは大規模な病院の立ち上げです。
病院の手続き関係は、小規模な医院やクリニックよりも、かなり業務量が増えてきます。だいたい2~3倍くらいの感覚ではないでしょうか。医療法などの縛りも多く、規制に則った形で申請しなくてはいけないので、苦労したのを覚えています。しかし、新たに病院を作るサポートを行なうことは、その地域に住む人々の役に立つことになります。自分がやっている仕事が社会に貢献している感じがあり、とてもやりがいを感じました。

それと、医療法人の設立認可申請の仕事が同時に何個も舞い込むなど、量的な問題で苦労したこともあります。
こういったことも数をこなしていけばイメージをつかめるようになるので処理スピードが上がってきます。まだ入社して1年経っていないですが、もう2~3年経てば業務スピードは高められると思います。

初めて自分が主導になって医療法人化の行政手続きを進めたことは印象に残っています。
大変でしたが、医療法人の設立認可の経験をかなり積むことができたので、自分の中で大きな力になりました。無事に医療法人化された際はとても嬉しかったのを覚えています。


当面は医院開業や医療法人化の行政手続きの経験をさらに深めていくことです。今よりもっと知識と経験を積んで、先生に何を聞かれても「お任せください」と自信を持って言えるようにしたいと思います。

最近は医院開業の案件が増えてきているので、行政手続き担当者ならではの案内をしながら開業サポートを行っていきたいです。ただの手続きを請け負ってくれる人ではなく、コンサルティングも含めて、さらに経験を積んでいきたいと思います。

「一期一会」。行政手続きの仕事はスポットで入ってくることがあるのですが、そのときにどれだけ先生に対して誠意を尽くして仕事ができるかを意識しています。
法務や行政手続きの仕事がきっかけになって、税務顧問や労務顧問にテラスを選んでもらえることもあります。そうなると、信頼関係ができたと感慨深い気持ちになります。


行政手続きの一番重要なことは、期限を厳守することです。ですから責任感を持ってお仕事できることが第一ですね。締め切りに対してルーズな人は、やはりきついと思います。

それと様々なケースに対して柔軟に対応できる人がいると、事務所全体の業務がさらにうまくいくようになると思います。ただ、そこは自主的に仕事をする姿勢さえあれば、入社後の経験でどうにかなると思います。


趣味は釣りです。千葉に住んでいるので、外房や館山の方まで行って、釣りをしてストレス解消をしています。
あとはジムに通ったり、中学の頃からテニスをしているので、休日にテニスをしたりしています。冬になるとスノーボードに行くこともあり、運動は全般的に好きです。

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