クライアントインタビュー

医院開業インタビュー | vol.30
#不妊治療から不育症(流産)、出生前診断などを専門家のチームがトータルでサポートできるクリニックをご開院

税理士法人テラスさんには、当院の事業発展のサポートを長くお願いできればと思っています。

おおのたウィメンズクリニック 埼玉大宮
大野田 晋先生
おおのたウィメンズクリニック 埼玉大宮
大野田 晋先生
2022年5月に埼玉県さいたま市大宮区に『おおのたウィメンズクリニック 埼玉大宮』をご開業された大野田晋先生に、ご開業のきっかけやビジョンやミッション、弊社の開業支援の感想をお話しいただきました。(取材日:2023年10月)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):ご開院されご活躍されているとお聞きしております。ご開業後の生活はいかがですか。

大野田先生ありがとうございます。おかげさまで無事開業が出来まして、現在多くの患者さんが受診くださっています。勤務医の頃に比べて自分の裁量は増えたかなとは思いますが、大変忙しく、人生初の開業医としてまだまだ自問自答の日々です。

笠浪:順調に集患され大変なご活躍をされていらっしゃるなと喜ばしく拝見しておりましたが、ご活躍されている分、初めてのご経験もたくさん出て参りますよね。
先生のクリニックは産婦人科(生殖医療)、産科、婦人科を標榜されていますが、どのような特長をお持ちでしょうか。

大野田先生メインは不妊治療で、患者さんに対して不育症(流産)、出生前診断もカバーしています。このようにトータルで不妊治療から妊娠中、そして胎児までを診られるところはあまりないのではないかと思っています。
クリニックの開院準備を開始した時には不妊治療は保険適用外で自費診療の扱いだったのですが、令和4年4月から人工授精等の「一般不妊治療」、体外受精・顕微授精等の「生殖補助医療」が保険適用されることとなり、当院の診療項目の多くが保険適用され、現在は保険診療が9割となっています。不妊治療というものが標準化され、費用負担も抑えられ患者さんにより広く提供出来るようになり、患者さんのニーズにより応えられるようになったと思っています。

笠浪:不妊治療が保険適用されるのとほぼ同じタイミングでご開院されましたよね。医院としての強みはどのようなところにあるのでしょうか。

大野田先生当院は不妊治療だけではなく、流産など妊娠してからの不安解消などにも、それぞれの専門家が標準以上の対応ができるチームを持っています。不妊治療だけではなく、不妊治療を経て妊娠していく女性たちをトータルでサポートできる事が強みかなと思います。

笠浪:妊娠後の女性も支え続けられる専門家のチームがあるのは大変心強いですね。
開院され実際の患者さんを診察される中で、地域の患者さんのニーズや求められている医療はどのようなものであると感じますか?

大野田先生開院当初は不妊治療が初めての患者さんが多かったのですが、今は他のクリニックからの紹介の方や、他でうまくいかずにクリニックを変えてみようと思われ受診された患者さんも多くなっています。

笠浪:そのような中で、クリニックのミッションはどのようなものだとお考えでしょうか。

大野田先生埼玉県さいたま市大宮区で不妊治療専門のクリニックを開業しまして、「東京に行かずとも近隣で高度な治療を受けることが出来る」という存在意義は果たしたいなと感じています。現在、体外受精は増えているし、体外受精は不妊治療に対して効果的です。地域の患者さんに貢献したいというミッションもありますし、少子化という国が抱える問題の解消にも貢献出来ているのではと思っています。
また、「不妊治療」を開始する事に対して精神的なハードルを感じる患者さんも少なくないと思うのですが、もっとライトに捉えていただき、不妊治療に対して迷いがある方でも気軽に受診できるようなクリニックを作りたいと思っていますし、近隣の不妊治療の病院でうまくいかない方が再チャレンジ出来るクリニックとしても機能したいです。v

笠浪:

高度な治療が自宅に近い場所で受けられることは本当に幸せな事ですね。気軽にと仰ってくださるのは、患者さんにとってもありがたいことだと思います。
ところで、先生はなぜ開業したいと思われたのでしょう?

大野田先生「妊娠」という現象は全てが科学的には解明出来ておらず、不妊治療にも「100%うまくいく」という絶対的な治療法はありません。そのような中で、勤務医として不妊治療にあたりながら、様々な可能性を信じて出来る限りの不妊治療の手段をフルでご提供するには、自身で開業するのがベストなのではと思いました。開業医であれば、最新の治療も、時に自由診療の項目であっても、自身の裁量でご提案し試していただけたりするので。

笠浪:高度な治療法や最新の治療法も含めて、患者さんが今ある全ての可能性にチャレンジ出来る機会をいただけるのはありがたいですね。開業に対するご不安はございましたか?

大野田先生開業する場所とお金が不安でした。場所はなかなか決まらず、開業すると決めながらも結局約4年かかってしまいました。お金については、設備投資など個人で用意できる範囲には限界がありますので、いかにうまく工面していくかが不安でした。

笠浪:そのような中で税理士法人テラスにお声掛けをいただいたのですが、決め手はどのような所でしたでしょうか。

大野田先生医業専門の税理士法人だったことがまずいいなと思いました。またコンタクトを取らせていただきましたら全体的に企業に活気があり、税理士の方だけではなく社労士の方などチームでご対応いただけるとの事でさらに良いなと。代表の笠浪さんと私は同世代なので、一緒に年を重ねながら長くお付き合いいただけそうだなとも思っています。自身の事業意欲に対していい刺激をいただいたり、さらなる活気を得られたらと期待しています。

笠浪:どうもありがとうございます。こちらこそ先生のパートナーとして、貴院の事業の発展に長く全力で携わらせていただきたいと思っております。宜しくお願いいたします。
開業支援では弊社のスタッフ達が先生のサポートに携わせていただきましたが、いかがでしたか?

大野田先生お陰様でしっかりと開業資金の銀行借入をすることが出来ました。結果、当初の想像の4.5倍の銀行借入が出来ましたので、本当に助かりました。また煩雑な開業準備の中で、分からない事にぶち当たっても「税理士法人テラスさんに聞けばいい」という安心感がありました。開業に関する事、スタッフの採用など人のこと、あとお金の事、税務のことから労務のことまで、困ったときに聞ける人が一社にまとまっていましたので、ワンストップでスムーズに解決いただけたのが良かったです。

笠浪:先生のお役に立てたようで良かったです。

大野田先生あと自分は真面目で細かいタイプだと思うのですが、そんな自分にもスタッフの方々にはストレスなくご対応いただき助かりました。開業準備中には自分の専門外の案件がどんどん飛び込んできたのですが、どんな素人質問にも都度しっかり応えていただきました。またフットワークもよく、頻繁に足を運んでいただいたりと、大変お世話になりました。

笠浪:先生にご対応させていただいた弊社のスタッフ達も、先生からこのようなお褒めの言葉をいただき大変嬉しいと思います。こちらこそ感謝しております。

大野田先生税理士法人テラスさんは「税理士事務所」という堅い感じではなく、自分と一緒に歩んでくれる「ビジネスパートナー」という感じがします。税理士事務所というと、節税目的でお世話になるというイメージがあったのですが、それだけではなく、地域医療に貢献するため、事業としての発展をしていきたいという思いも叶えるべく、経営の事も学ばせていただき、ありがたい事です。

笠浪:開業いただいたら終わりではなく、それからの長い経営者としての人生も是非先生と共に歩ませていただければと思います。本日は貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。