クライアントインタビュー

医院開業インタビュー | vol.26
#女性の患者様も安心して内視鏡検査を受けていただける機会を提供したい

税理士法人テラスさんは税理士、社労士、行政書士など医院開業のための専門家がしっかりと連携を取りながら支援くださり本当に助かりました

まつのき内科・内視鏡クリニック
松本 美野里先生
まつのき内科・内視鏡クリニック
松本 美野里先生
神奈川県横浜市二俣川駅近くに『まつのき内科・内視鏡クリニック』をご開業された松本美野里先生に、ご開業のきっかけやビジョンやミッション、弊社の開業支援の感想をお話しいただきました。(取材日:2023年5月)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):ご開業おめでとうございます。まずは先生のクリニックの特長をお聞きしてもよろしいでしょうか。

松本先生ありがとうございます。開業しましたのは内科・内視鏡クリニックです。内視鏡検査は比較的ストレスの大きい検査だと思いますが、特に女性に安心して胃カメラ、大腸カメラ、内科診療を受けていただける機会を提供したいという思いが強く、開業を致しました。医師を含め全スタッフが女性で、院内の設計や環境も女性に配慮していますので、女性の方にも安心してご来院いただきたいです。

笠浪:内装などにも温かみが感じられ、女性も受診しやすい雰囲気がありますね。どのようなご経験、エピソードから女性に配慮したクリニックのご開業という思いに至られたのでしょうか?

松本先生まず、大きな病院の勤務医としての経験を重ねる中で、「患者様のために最良で、最も誠実な医療」を実現したいという思いを抱きまして、それらを実現するためには開業が最適解なのではないかという結論に至りました。個人の医院なので余裕を持った外来診察の枠を設け、良い情報と高度な医療を提供するべく、ひとりひとりの患者様にしっかりと向き合うようにと心がけております。また大腸の疾患自体は男女共通のものではあるのですが、男性医師ではなく女医に診察されたいと考える女性の患者様も中にはいらっしゃり、そのような方にとってもストレスの少ない医院でありたいという思いがありまして、施設や設備など、女性への配慮も重視した医院づくりをしています。

笠浪:女性ならではの視点での医院づくりをされており素晴らしいですね。

笠浪:ご開業にあたり、クリニックのミッションはどのようにお考えでしょうか。

松本先生当院のミッションとしましては、まず検査の質が担保されているのは絶対だと考えます。しっかりとしたエビデンスに基づき、最新の機器を使い、患者様にきちんとした医療を提供したいと考えています。また内視鏡検査は比較的患者様のストレスが多い検査なので、お話をよくお聞きし、時間をかけて丁寧に対応させていただくことで患者様のストレスを少しでも減らすことができるのではないかと考えていまして、余裕のある外来診察時間枠の設定をしています。患者様に少しでも安心して受診いただきたいです。

笠浪:ひとりひとりの患者様にしっかりと向き合うべく、外来診察の枠を長く取られているのは素晴らしいですね。先生の心に余裕があると、患者様も不安や疑問点などをお話しやすいと思います。
それでは、なぜ二俣川駅をお選びになったのでしょうか?理由などをお聞きできたらと思います。

松本先生内視鏡検査は安定剤を使うので車で来られない方が多いため、まずは駅から近い事、また二俣川駅が前職の職場から近かった事、そして神奈川県でありながら都内からのアクセスも重視しまして、さらに二俣川駅周辺の開発の進み具合から、今後駅周辺が発展し人口も増えていくだろうという予想から二俣川駅を選びました。

笠浪:2023年3月から二俣川駅のある相鉄線と東急線との相互直通運転が始まったようで、二俣川駅は都内、東急東横線沿線や東急目黒線沿線からもアクセスがしやすくなりましたね。

笠浪:ご開業されて間もないのですが、手ごたえなどはございましたでしょうか?

松本先生先日患者様の大腸がんを発見する機会を得ました。その方々のお話をお聞きすると、長く定期検診を敬遠されていたり、お忙しくて受診する機会を逃されていたり、身体の悩み事があっても相談出来るかかりつけ医を持たれていなかったようでした。開業した自分のクリニックで、そのような方々心身の支えになり、患者様方が長く健康で生きていただけるようお手伝いをさせていただかなくてはと手ごたえのようなものを感じましたのと同時に、身が引き締まる思いでした。

笠浪:先生は今まで検診や受診を敬遠し、医療で救う機会を逃されていた患者様に受診いただく為の努力をされていますので、これから多くの患者様に必要とされ、手ごたえもたくさん感じられるでしょうね。ところで、これから貴院がどのように発展していくか、ビジョンのようなものはお持ちでしょうか?

松本先生まずは、赤字では経営自体が成り立たないので、しっかりと収益は立てていかなくてはいけないと感じています。また医師としてベストなパフォーマンス、並びにひとりひとりの患者様に丁寧にしっかりと向き合い高品質な医療を提供する為には、時間的な余裕を出来るだけ確保したいと思っていますので、その辺のバランスをうまく調整していけたらと思っています。

笠浪:外来診察の枠をしっかりと設けることは、もちろん患者様のためにもなりますし、先生ご自身がベストな医療を提供するためにも大事な事なのですね。

笠浪:先生はご開業されて間もないですが、開業時の具体的なご苦労などをお聞きすることはできますでしょうか?

松本先生既に医院開業した友人の話をたくさん聞いており、「開業の1か月前がものすごく大変だ」という前知識をもとになるべく前倒しで準備を進めて参りましたが、どんなに税理士法人テラスさんの協力を得て準備作業を前倒ししても、開業にあたって各種申請のスケジュールに期日があるもの、1か月前にしか行えないものが多く、やはり1か月前はものすごく大変でした。例えば什器の納期がこちらの思い通りにならないものが多く、机や椅子、収納の購入には非常に難儀しました。また院内のネット環境、院内システムの整備もやるべきことがたくさんありまして、LINEを利用した診療予約システムや、電子カルテシステム、自動精算機、診療報酬請求システムなど、各システムの業者様との調整などにも奔走いたしました。

笠浪:先生が前倒しでご準備されていたのはさすがでしたが、やはり申請などは期日が決まっているものも多く大変になってしまいますよね…。そんな開業準備の中で、税理士法人テラスがお役に立てた点がございましたらお聞きできますでしょうか?

松本先生税理士法人テラスさんは、医院を開業するにあたり様々な業務を代行いただけたり、税理士さん、社労士さん、行政書士さん、スタッフ採用のための人事担当者さんなど開業準備に関わる専門家の方々が社内でしっかりと連携を取りながら動いていただけたので非常に助かりました。

笠浪:たくさんの患者様の心身を支えるクリニックのご開業のお手伝いが出来て、私どもも嬉しく思いますし感謝致します。今日はお忙しい所貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました。

担当者紹介

稲垣 尚己
税理士法人テラス・税務会計シニアアシスタント。

これまでの職歴では会計事務所だけでなく、震災復興に関わる仕事なども経験し、人の役に立つことに価値を見出す。その職業経験から医療を通じて社会貢献をしている開業医を支援しようと考え、2019年4月に税理士法人テラス入社。
入社後は日々の税理士業務に加え、新規開業を考えている勤務医や顧問変更したばかりの開業医に対して税務に関する提案を積極的に行う。前職を含めた税理士経験から、日々の税理士業務でも明確な法的根拠を調べながら仕事をするように心がけている。
当面の目標は、1人でも多くのクライアントの信頼を得て、安心して医療に専念してもらうこと。

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