クライアントインタビュー

医院開業インタビュー | vol.12
#自宅近くで開業できて良かったと実感しています。

医院の事業計画書の作成、資金調達は完全にお任せでやってくださったので、ありがたかったですね。

はっとり整形外科 リウマチ科クリニック
服部 宏行 先生
はっとり整形外科 リウマチ科クリニック
服部 宏行 先生
平成31年2月 はっとり整形外科 リウマチ科クリニック 開院
西武新宿線 上井草駅から徒歩30秒の立地にある「はっとり整形外科 リウマチ科クリニック」。駅近でありながら車椅子対応のスロープがある駐車場や、広々とした明るいリハビリテーションルームを備えたクリニックで、開業にまつわるお話をお伺いしました。(取材日:令和元年7月9日)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):開業してまもなく半年を迎えます。まずは、こちらのクリニック名をどのように決められたか教えて下さい。

服部先生初から自分の名前を入れようとは考えていて、漢字か平仮名かで迷ったのですが、妻や、以前勤務していた看護師さんたちの意見を聞き、平仮名にしました。平仮名、漢字、カタカナが入り、長い医院名ではありますがバランスがとれていると思っています。

笠浪:駅から非常に近いですが、駅前通りから一本入った閑静な場所にあり、とてもいい環境ですね。この場所に決められた経緯を教えていただけますか。

服部先生自宅に近いことが一番の理由です。勤務医のころは車での通勤生活でしたので、開業するなら歩いて通える場所と思っていました。この場所と出会う前にも幾つか物件は見ていたのですが、こちらを見つけて一目で気に入り、一気に開業へと進みました。

笠浪:開業しようと思われたのはいつごろですか。

服部先生勤務医としてスタートしたころから、いずれは開業し、医師生活の最後は自分のクリニックで終えたいとはずっと思っていました。医師には定年退職という概念がありませんから。父も内科の開業医なので、その影響もあったと思います。
大学病院や総合病院で長く勤務医として働き、以前の病院では整形外科の責任者を務めていましたが、大きな組織の中ではどれだけ責任のあるポジションになろうと、やはり全てを自分で決めることはできないんです。院長になっても理事長がいますし、教授になっても大学理事がいますから。

診療方針や、機器の導入など、すべてを自分の責任下で自分の希望通り決めたいなら、やはり開業するしかありません。あとはタイミングの問題ですね。

笠浪:そういうときにこの物件と出会われたわけですね。

服部先生はい、この場所を見つけたから開業を決意した、といったほうが正しいかもしれませんね。一気に動き出しましたから。

笠浪:開業前に不安に思われていたことはございますか。

服部先生本当に患者さんが来てくれるのかという不安はありました。蒲田や新宿で長く勤務しており、大勢の患者さんを抱えていましたが、開業後にこちらに連れてくることはできません。というのも、私の診療科目は整形外科ですから、蒲田や新宿からここまで通えるのならもう通院の必要はないということですから。患者さんには、「開業するけど距離がありますから、そちらには来ないでくださいね」と頼んでいたんですよ。

笠浪:実際に開業されていかがでしたか。

服部先生最初はあまりにも患者さんが来ないので、びっくりしました。ですが、先に開業した先輩や後輩から、「これまでとは関係のない場所で開業したら、最初は絶対に患者さんは来ない。それでも、一人一人丁寧に診察すれば、必ず患者数は増えていくから。」と言われてましたので、驚きはしましたけどそれで極端に不安になることはありませんでした。まだ開業して半年たちませんが、患者さんは少しずつ増えてきているので、ほっとしています。

笠浪:私どもとの出会いは、場所が決まってからでしたね。

服部先生物件を決めたものの、事業計画・資金調達からどこかにお願いできないかと思っていて、テラスさんを紹介いただきました。

笠浪:お父様も開業医でいらっしゃいましたから、税理士を選ぶ観点は既にお持ちだったかと思いますが、弊社を選んでいただいた決め手はございましたか。

服部先生やはり医療専門というところです。事業計画書の作成、資金調達は完全にお任せでやってくださったので、ありがたかったですね。

笠浪:こちらこそ、信頼してお任せいただき、ありがとうございました。

笠浪:資金関連の他に特にお役立てできたことはございますか。

服部先生採用面です。社会保険労務士の亀井さんが、スタッフ募集から面談の立会い、そして契約と、全てにおいてサポートくださり、とても助かりました。面接には妻も入ってもらいましたが、亀井さんがしっかりリードしてくださったので、安心して面接の場に臨むことができました。

整形外科はスタッフが多い科目です。現在、理学療法士さんは、常勤が2人、非常勤が2人。それから看護師さん2人に事務関係が4人と、10人規模ですから、ちょっとした組織ですよね。これだけの人数をまとめていくので、社会保険労務士さんのサポートは必須だと思っています。

笠浪:そうおっしゃっていただけて光栄です。スタッフさんに長く続けていただくためにも、雇用契約や労働条件の締結、就業規則作成は必須です。お役に立てて何よりです。
開業後は、外田が税務担当を務めさせていただいておりますが、いかがでしょうか。

服部先生きちんと丁寧に対応してくださるし、頼りにしています。

外田:ありがとうございます。お褒めの言葉をいただき、恐縮です。

笠浪:最後に、開業されてのご感想はいかがですか。

服部先生勤務医の頃は、診療のことだけ考えていれば良かったのですが、開業となるとそうはいきませんから、ストレスは増えていないといえば嘘になります。ですがまだ半年経っておりませんし、患者さんも徐々に増えてきたところですから、これからですよね。妻も事務方サポートで毎日来てくれてますし、まずは1年、2年やってみないと、と思っています。

ただ、勤務医時代は車通勤で、歩くといえは院内くらいだったのですが、今は徒歩通勤になりましたので、身体は健康になりました。自宅近くで開業できて良かったと実感しています。
希望通りの場所にしっかりとした自分の城を構えることができましたので、一人一人の患者さんと丁寧に向き合い、自分の思うような医療を行っていきたいと思っています。

笠浪:開業支援に引き続き、税務・労務のサポートでもしっかり務めさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

担当者紹介

外田 寛和 (執行役員)
東京都出身
2017年入社。税理士法人テラス執行役員。

子供の頃から自宅で決算・申告の仕事をする父の姿を見ていたことから会計に興味を持ち、大学では商学部に進む。大学卒業後はトラック運転手として働いていたが会計の仕事への関心を捨てきれず、大手税理士法人に転職。医療部に配属され、8年半のあいだ医院・クリニックの税務会計業務の経験を積む。
次のキャリアアップを考えていた頃に笠浪代表から声がかかったことをきっかけに、2017年1月税理士法人テラスに入社。前職の経験を活かして税務会計業務全般、医療機関のコンサルティングを担い、社員育成にも力を入れている。特に新規開業したばかりで、経営に不安を持つクリニックの税務やコンサルティングを得意とする。
「一つ一つ丁寧な仕事をしてくれる」とクライアントからの安心感が強い。
今後の目標は、経験の浅い社員のスキルの底上げを図り、事業規模を拡大させていく当社の組織力を強化していくこと。

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