クライアントインタビュー

医院承継・相続インタビュー | vol.02
#テラスさんには家族一同本当に感謝しています。

医師であった父が家族のために残してくれた遺産を、税金を支払った上で、しっかり残せるように節税のアドバイスをしてくださいました。

医療法人愛生会 みうらレディースクリニック
三浦 敦先生
医療法人愛生会 みうらレディースクリニック
三浦 敦先生
茅ヶ崎の海から徒歩3分、ひときわ目を引くモダンな外観の「みうらレディースクリニック」。通常の婦人科外来はもちろん、「心に残る良いお産を迎えられるように」と、細部にまでこだわった施設とサービス、良質な医療で、地域の出産を支えている三浦敦先生に、お父様の医院からの医療法人承継、開業、そして相続について語っていただきました。(取材日:平成31年2月22日)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):三浦先生は、もともとはお父様が福島の喜多方で産婦人科医院を営まれていて、そちらから医療法人を移転し、神奈川県の茅ヶ崎で開業されたのですね。産婦人科医を目指されたのは、当初からお父様の医院を継がれるおつもりでのことですか?

三浦先生いえ、そもそも父から「産婦人科医になって跡を継いでほしい」と言われたことはありませんでした。ですが、産婦人科医として働く父の背中を見て育ち、医学部に入学していざ科を選ぶ段階になったとき、産婦人科の道に進んだのは、やはり父の影響はあったと思います。

笠浪:産婦人科さんは24時間体制ですから、当時は院長であるお父様はもちろん、事務長をされていたお母様もお忙しかったでしょうね。

三浦先生そうですね、携帯はおろかポケベルもない時代でしたから、どこへ出かけても父は真っ先に公衆電話の場所を確認し、医院から何キロくらい離れているか、何分以内に医院にかけつけられるか、常に気にしていました。

夏休みに家族旅行にいったという友達の話を羨ましく聞いたこともありましたね。ですが、子供なりに父は凄いなと思っていましたから、「どこかへ連れて行って」とお願いして両親を困らせたりはしませんでした。家族みんなで、父を支えようと協力していたように思います。

笠浪そういうお父様の背中をご覧になっていたからこそ、産婦人科医の道に進まれたんですね。

三浦先生そうですね、父を尊敬していましたから。医学部卒業後、大学病院を始め、その他の病院に勤めて経験を積んでいく中で、自分も結婚して家族が増え、その後の人生を考えたときに、やはり父の掲げた暖簾を下ろしたくないなと思うようになり、跡を継ぐことを決めました。

笠浪お父様の跡を継ぐほかに、ご自身での開業、もしくは研究者として大学に残る道もあったと思いますが。

三浦先生父が築き上げた医院を一代で終わらせたくないという想いがありました。ですので跡を継ぐことに迷いはありませんでした。

笠浪もとは喜多方のご出身ですが、承継にあたり、移転先の場所を茅ヶ崎に決められた理由を教えていただけますか。

三浦先生大学が東京で、その後は関東の病院で働いていましたが、茅ヶ崎を選んだのは、適度にのんびりしていて、そして人口増加が期待できるという点からです。産婦人科は出生率が大事ですから。それと、もともとが都会の出身ではないので、自然を感じられるこの場所がとても気に入りました。趣味が釣りなので、海が近いのもいいなと思っています。

笠浪承継開業されるにあたり、不安に思われていたことがありましたら教えて下さい。

三浦先生父の医療法人を承継したことで、既に父の実績がありました。ですので、銀行からは優遇していただくことができ、ありがたいことに資金面では不安はありませんでした。心配だったのは手続きや採用関係でしょうか。医学部を出て、勤務医として病院で長く勤め、医者としての経験は積んでいましたが、医院経営は何もかも初めてで手探り状態でしたから。

笠浪病室が15部屋、複数ある分娩室もそれぞれ広く、ホールも完備と大規模な病院ですから、投資額も大きく、採用人数も多いですしね。

三浦先生本当に開院にこぎつけられるのか?と不安に思ったこともありましたが、税理士法人テラスの皆さんからアドバイスをいただいたおかげで無事に開院でき、感謝しています。

笠浪私どもとの出会いは、開業前からでしたね。

三浦先生そうですね。先輩から、『税理士さんは合う、合わないがあるから』と言われていたので、5,6人お会いした上で、テラスさんに決めさせていただきました。

笠浪弊社に税務をお任せいただくようになった決め手がありましたら教えていただけますか。

三浦先生一番は、とても話しやすかったことです。税務関係の専門用語も噛み砕いて話してくださり、お話がとてもわかりやすいと思いました。それからレスポンスが早いことも良かったです。

笠浪税理士とのお付き合いは初めてだったと思いますが、不安だったことはございますか。

三浦先生本当に初めてだったので、どこまで自分がやって、どこから税理士さんにお願いすればいいのかも分からないような状況でしたので、強いて言うならその点でしょうか。ですが、笠浪さんが親身に話を聞いてくださり、わかりやすいアドバイスを頂けたので、そこからは頼り切りですね。感謝しています。

笠浪こちらこそ、弊社に決めていただいてありがとうございました。

笠浪弊社がお手伝いさせていただいてから、お役立てできたことがございましたら教えて下さい。

三浦先生開業時にMS法人設立のアドバイスをいただいたことでしょうか。MS法人の併設という形を選択したことで、役割分担や税金対策ができました。本当に感謝しています。あとは、毎月の月次報告ですね。きちんと計算して数字を出していただき、その都度評価と適切なアドバイスをいただけるので、頼りにしています。

笠浪税務業務も担当させていただいていますが、いかがでしょうか。

三浦先生何もかもお任せしていて、逆に申し訳ないと思っているくらいです。信頼しています。

笠浪お父様がお亡くなりになったときには、相続税申告一式もお手伝いさせていただきましたね。その時のお話もお聞かせください。

三浦先生母は混乱していましたし、私たちも相続の手続きについては分からない中、茅ヶ崎、喜多方と、拠点が離れていたにも関わらず、きちんと現地に足を運んでスムーズに手続きを進めて下さり、ありがたかったです。
父が、家族のためにと残してくれた遺産を、もちろん税金はきちんと支払った上で、しっかり残せるようにと節税のアドバイスをしてくださり、税理士法人テラスさんには家族一同本当に感謝しています。父の願った通りに遺産分割を進めていただき、ありがとうございました。

笠浪亡きお父様には、いつも激励のお言葉を頂戴し、多くのことを教えていただきました。お役に立てることができ、心より嬉しく思っております。

笠浪現在、承継や相続で悩んでおられる医師の先生に、テラスを紹介していただけるとしたら、何といって薦めていただけますか?

三浦先生税理士法人テラスさんはどんなことでも相談に乗ってくださり、話しやすい税理士事務所さんですね。流れもスムーズで、お勧めできます。

笠浪嬉しいお言葉、ありがとうございます。
三浦先生は承継開業で二代目となりますが、将来、お子さんに継いでもらいたいというご希望はお持ちですか?

三浦先生もちろん父から引き継いだ暖簾を私の代で下ろしたいとは思っていませんが、子供の人生を縛るつもりもありません。私の背中を見て、継ごうという気持ちになってくれたら嬉しいなとは思っています。

笠浪産婦人科の数が減っていく中、これだけの施設を構えて、地域のお産を支えておられる三浦先生をサポートでき、嬉しく思います。今後とも医院経営のサポートをしっかり努めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

担当者紹介

佐藤 祥子 (執行役員)
2014年入社。税理士法人テラス執行役員。

滋賀大学経済学部卒業。大学卒業後10年間大阪の会計事務所に勤務した後、代表である笠浪の大学の後輩だった縁で2014年に税理士法人テラスに入社。前職の経験を活かし、入社当初から事業規模を拡大する当社の社内管理体制の構築を担い、社員の採用、業務の効率化に貢献する。
また開業支援や医院経営、相続・承継においてクライアントの要望を引き出し、所属の税理士、社労士、行政書士との橋渡し役を担っている。
「申し訳ないくらい何もかもお任せしている」などクライアントからの信頼も厚い。
今後の目標は社員にとって働きやすく、クライアントにとって満足度の高い税理士事務所となるように社内の体制を確立すること。

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