クライアントインタビュー

医院開業インタビュー | vol.35
JR京浜東北線浦和駅直結、土日祝日も夜20時まで診察OKのめまい専門の耳鼻咽喉科クリニックを開業

自分の夢を実現するために、経験豊かな医療専門の税理士・社労士・弁護士が連携してサポートしてくれる税理士法人テラスに開業支援を依頼しました。

浦和駅ユーカリ耳鼻咽喉科
千原康裕先生
浦和駅ユーカリ耳鼻咽喉科
千原康裕先生
2024年6月1日開院 JR京浜東北線「浦和駅」直結の『浦和駅ユーカリ耳鼻咽喉科』を新規開業された千原康裕先生に、ご開業のきっかけやビジョンやミッション、弊社の開業支援の感想をお話しいただきました。(取材日:2024年6月)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):ご開業おめでとうございます。まずはクリニック名の由来をお聞かせ願えますでしょうか。

千原康裕先生(以下、千原先生):2011年から2年間オーストラリアに研究留学をしていまして、その時の経験が自分にとって非常に良いものであったことから、オーストラリアにちなんだ名前を付けたいなと考えていました。オーストラリアっぽい言葉を色々ピックアップして考えていたのですが、お子様からご高齢の方までに受け入れていただける、やわらかい響きの言葉である「ユーカリ」が良いのではと、クリニック名に採用いたしました。

笠浪:やわらかい言葉でいい印象を抱きますね。なぜ浦和という場所にご開業されたのでしょうか?

千原先生:開業するにあたり、患者さんの利便性、またエリア内だけではなく近隣の多くの方にも来ていただきたく、駅チカや駅直結にクリニックを開院したいという思いがありました。駅チカであることは、クリニックで働いてくださるスタッフの皆さんの通勤のしやすさ、また将来他の医師にご協力をいただく可能性も考慮したりすると最善なのかなと。そのような条件で探していた中で見つけたのが、このJR浦和駅直結、アトレ浦和West Area4階のこの物件となりました。

笠浪:実際にご開業されてみて、この場所はいかがですか。

千原先生:場所はとても良かったと思っています。自身の予想外に、初日からいらっしゃる患者さんが多過ぎてパンクしてしまっているほどです。結果として多くの患者さんに来ていただけており、またスタッフにも通勤に便利であると評価いただいており、いい選択をしたなと思っています。

笠浪:先生ご自身の能力やお人柄、戦略も大きく影響しているのではとは思いますが、やはり駅から近いことは集患では有利ですね。良い結果が得られており素晴らしいです。先生のクリニックはどのような特長をお持ちでしょうか。

千原先生:現在ワクチン接種や「プチ検診」などの血液検査をやったりもしてはいますが、ほとんどが保険診療です。現状小児の診察が多いですが、ご高齢の方の診察もいらっしゃり、幅広い年齢の患者さんに来院いただいています。オーストラリアには「めまい」を専門に研究留学をしており、最新のめまい症状の検査装置なども導入しておりますので、近隣のクリニックからめまい症状に悩む方のご紹介もいただいています。

笠浪:めまいは本当につらい症状ですし、またまずどこにかかったらと患者としては悩むのですが、そのような患者さんを専門知識と最新設備と共に迎えてくださるクリニックが存在するのはとても心強い事ですね。

忙しい科である耳鼻咽喉科ですが、流れ作業ではなく、流れるようなオペレーションで患者さんを診察する事を目指しています

笠浪:クリニックとしてのミッションはどのようであるとお考えですか。

千原先生:自分自身や自分の家族に受けてほしい医療を、全ての患者さんに提供することをミッションとしています。耳鼻咽喉科はとても忙しい科ですので、どうしても診察が流れ作業のようになってしまう傾向があるのですが、時間的制約は多い中にあっても、きちんと患者さんに向き合って、きちんと診断する、治すべきものは治すと、一人一人を大切にして関わらせていただきたいと努めています。

笠浪:ホームページにも「当院の方針」として、患者さんや医療への強い思いが書かれていますね。しかし堅くはなく、ナチュラル感あふれ、かわいいコアラがたくさんいる、やわらかい雰囲気でとても良いですね。

千原先生:コアラの絵はクリニックのキャラクターとして、イラストレーターの方に描いていただいたものなんですよ。

笠浪:とてもかわいらしく温かいイラストで、お子様からご高齢の方まで親しみが湧きますね。小さなお子さんの来院がとても多いというのも納得してしまいます。このような温かく親身なクリニックが増えて、皆が安心できるかかりつけ医が持てるようになると良いなと思ってしまいました。
クリニックの強みについてお聞きしても宜しいでしょうか。

千原先生:当院は浦和駅直結ですので利便性は最高かなと思います。また、駅チカなだけではなく、患者さんに受診する機会も増やしていただきたく、木曜日以外土日祝日も診察をしていまして、また診察時間を夜20時までに設定しています。結果、仕事が忙しくなかなか病院にかかれなかったという患者さんなど、本当にたくさんの患者さんに来院いただいているのですが、先ほど申しましたように「流れ作業では診察しない」、一人一人にしっかりと向き合うような診察をと心がけています。岡山県のみやはら耳鼻咽喉科の宮原先生が「流れ作業ではなく、流れるようなオペレーションで患者さんを診察しましょう」と語られているのをネットで拝見しまして、とても共感したので、それを少しでも実現すべく日々診察をしています。

笠浪:患者目線としても、親身に丁寧に診察くださるクリニックは本当に有難いですね。また流れるようなオペレーションというのも大切なポイントですね。

千原先生:流れるようなオペレーションというのはまだまだ完璧ではなく途上かとは思うのですが、実現していきたいと思っています。その結果に質の高い医療もあるような気がします。

笠浪:オペレーションに無駄がないと診られる患者さんも多くなりますよね。大事なポイントだと思います。

税理士法人テラスさんは医療専門、ご経験が豊富なので、安心して頼めますね。税理士さんだけではなく、社労士さん、弁護士さんなどもワンストップで連携してサポートくださるので良いと思います。

笠浪:ご開業された理由をお聞かせ願えますか。

千原先生:大学病院や基幹病院、地域に根付いたクリニックなどいくつかの医療機関で勤務医をしてまいりまして、どこも勤務しやすく良いところばかりだったのですが、自分が理想とする医療とズレるポイントはどこにも多少は存在してしまうもので、そこは自身の中に折り合いを付けて、その中で最善を尽くすという勤務医生活を送っていましたが、一生に一回は自分が完全に納得出来る医療を患者さんに提供してみたい、そんな思いから開業をしました。

笠浪:今のクリニックでは日曜日も診察をされていて、しかも20時までと、この患者さんファーストな運営はなかなかないですよね。夢が実現出来て本当に良かったですね。
ご開業前にご不安はありましたか。

千原先生:ずっと勤務医として雇われて働いていたので、クリニックを開業するにも、経営するにも、人を雇うにも経験がなく色々不安でした。

笠浪:勤務医時代とは全く別のご経験となりますよね。そのような中で税理士法人テラスに開業支援をご依頼いただいたのですが、どのような経緯で決めていただけたのでしょうか。

千原先生:元税理士の私の母から、専門性のない開業コンサルではなく、税理士事務所や会計事務所のような専門性を持った開業支援業者が良いのではないかというアドバイスをもらっていました。そのような中で税理士法人テラスさんを発見し、税理士事務所による開業支援ならばと自然な流れで決定しました。

笠浪:お母さまが税理士でいらしたのですね!ご不安などはありませんでしたでしょうか。

千原先生:どこまでお任せしたらよいのか、距離感もよくわからないという思いが当初はありました。開業に対するイメージも曖昧で、事前知識もなく、何をどこまで相談したらよいのかも良くわからないような状態で。クリニックを開業するにあたり、いつどの時期に何をすべきかという手順すら全く分からない中で、税理士法人テラスの皆さんはそのご経験からのロードマップをもとに的確に導いていただけたので本当に助かりました。また他の先生からびっくりされているのですが、開業直前フリーランス状態の医師だった私にかなりのサポートをいただきまして、銀行融資が順調にいただける流れとなりまして、融資の利率も他の先生に話すと「えっ!」と驚かれる感じになっていまして(笑)本当に税理士法人テラスさんのおかげだなと感謝しております。

笠浪:先生とは対業者様で交渉をご一緒させていただく機会がかなり多く、その中で良い信頼関係を築かせていただけたのかなと。またその状態で、良いサポートをさせていただけたのだろうなと嬉しく思います。
開業されてみての生活はいかがですか。

千原先生:患者さんの利便性を優先しまして週に6日、夜は20時までの診察スケジュールにしましたので、朝から晩まで仕事をしてしまっている状態です。家族には開業前から話していましたので、覚悟をしていたというか予想通りの今ではあるのですが、やりたかった仕事が出来ている実感はありますので、そんな日々を楽しめている所です。

笠浪:かなりお忙しい中ですので、弊社も引き続き税務業務と労務業務においてサポートさせていただければと思います。

千原先生:税理士法人テラスさんは医療専門、ご経験が豊富なので、安心して頼めますね。税理士さんだけではなく、社労士さん、弁護士さんなどもワンストップで連携してサポートくださるので良いと思います。

笠浪:本当にありがたいお言葉です…。最後になりますが、これからの『浦和駅ユーカリ耳鼻咽喉科』様のビジョンをお聞かせ願えますでしょうか。

千原先生:まずは院内の診察オペレーションをきちっと整えていきたいです。また長期的な話をしますと、今までの医療業界でのセオリーではのちのちは法人化、分院等も考えられたかなと思うのですが、今現在のこの医療業界の変革の状況を鑑みますと、経営展開は何が正解なのか、何が最善なのかについて、経営状況を見つつ、税理士法人テラスの皆さんにご相談しながら進めて決めていきたいなと思っています。

笠浪:法人化の手続き自体は難しくないことなのですが、何のために法人化するのか、生じるメリットやデメリット、また時期などの見極めも大事ですので、引き続きご支援させていただければと思います。分院に関しても、経営戦略や資産形成を含めてしっかりと見極めて参りましょう。困った時にお役に立てる存在として、いつでもお声掛けください。
本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。