クライアントインタビュー

医院開業インタビュー | vol.34
東西線「葛西駅」南口徒歩30秒に、30坪のリハビリ室のある整形外科クリニックをご開院

整形外科クリニックは物件選びが大事!超駅チカ物件で開院し、税務業務と労務業務をアウトソーシング。事業の拡張と発展を目指す。

葛西駅前あおぞら整形外科クリニック
福田慎介先生
葛西駅前あおぞら整形外科クリニック
福田慎介先生
2024年4月開院 東京地下鉄東西線「葛西」駅前に『葛西駅前あおぞら整形外科クリニック』を新規開業された福田慎介先生に、ご開業のきっかけやビジョンやミッション、弊社の開業支援の感想をお話しいただきました。(取材日:2024年6月)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):ご開業おめでとうございます。まずはクリニック名の由来をお聞かせ願えますでしょうか。

福田慎介先生(以下福田先生):まずは患者さんが覚えやすい名前をと決めました。漢字ばかりですと堅いかなと思いまして、やわらかいイメージの「あおぞら」というひらがなを入れました。

笠浪:「あおぞら」という単語はやわらかい響きですし、綺麗な青空が思い描かれて和みますね。そしてやはり覚えやすいです。この「葛西」という場所についてはどのようにして決められたのでしょうか。

福田先生:整形外科でしたので、なるべく広い坪数で事業用物件を探した結果です。広い物件が見つかったのがこの葛西駅前でした。お陰様でリハビリ室は30坪も取る事が出来ました。駅前だったので、結果として患者さんが通いやすい整形外科になったと思います。

笠浪:整形外科を開業するには広さは重要ですよね。一生懸命探されただけあって、とても広々としたリハビリ室で素晴らしいですね。どのような特長を持ったクリニックなのかお教え願いますか。

福田先生:専門は股関節です。運動期リハビリに力を入れて行きたいと思っていますので、リハビリ室を広く取りました。手術にまで至らなくて済むように、予防医療に力を入れて行きたいと思っています。日常生活が制限されることなく生活できる健康寿命は、一般的に平均寿命から10年短いと言われていると言われていますので、健康寿命をなるべく長く伸ばして、患者さん達に元気に暮らしていただくお手伝いが出来ればと思っています。また小児股関節も専門的に診ておりますので、赤ちゃんからお年寄りまでを見守っていけるかなと思います。

笠浪:生まれたばかりの赤ちゃんから、ご高齢の方までを支えられるクリニックで素晴らしいですね。ご開業して間もないですが、地域のニーズなどは見えて来られましたでしょうか。

福田先生:葛西ですので、エリア的には若い世代が多いです。小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広くいらっしゃるなという印象です。若い方がスポーツで怪我したときの対応、現役世代の方の仕事中の怪我、加齢による症状など、幅広くきちんと診て行かなければと日々鍛錬の心づもりをしております。

笠浪:若い人も多いエリアでの整形外科クリニックとしての強みなどはございますでしょうか。

福田先生:リハビリテーションはもちろんですが、小児股関節の検診が出来ますし、日帰り手術も出来ます。手の手術のような比較的簡易的なものから、大きい手術としてはアキレス腱の断裂手術等も行っています。例えばアキレス腱の断裂にはなるべく早く外科的手術で対処したほうが良いのですが、当院では当日のアキレス腱の手術対応をすることが出来ますので、その辺は強みかなと思います。また自費診療にはなりますが、変形性関節症や靱帯損傷、蓋骨腱炎、膝窩筋腱炎、アキレス腱付着部炎、足底筋膜炎、肉離れなどの治療に適した、PFC-FD、PRP、APS療法といった再生医療も行っております。

笠浪:若い方が整形外科にかかる場面というのは、スポーツ時の怪我など、急な受診だと思いますのでそのような時にもアキレス腱の手術などを即時対応いただけるのは本当に素晴らしいことですね。また再生医療といった、最先端の医療技術までをも至近で受けられる地域の患者さんが羨ましいです。
開業医としての人生がこれから長く続いていかれると思うのですが、どのようなミッションをお持ちでしょうか。

福田先生:先にお話ししました通り、そこはやはり「患者さんの健康寿命を延ばす」ということを最大のミッションとして捉えていますので、そのために整形外科医として今できることは何かとしっかり考えて、医師として向き合っていければなと思います。例えば筋力をもっとつけましょうですとか、身体の柔軟性を高めましょうですとか、怪我をしないため、身体機能を損なわないようにするための、地道な身体づくりのお手伝いが出来ましたら嬉しいです。長く続く開業医としての人生において、ここはブレないように努めて参りたいと思っています。

笠浪:筋力や柔軟性等は一朝一夕で得られるものではありませんから、長く見守りお付き合いをしなくてはいけないものですね。

笠浪:ところで、先生はなぜご開業をと思われたのでしょうか。

福田先生:勤務医の時には毎日手術をたくさんしていまして、例えば足を骨折してしまった場合、いくら手術をしても、骨折する前のように元通りにはならない場合もあります。骨折後うまく歩けなくなってしまう方も少なくなく、怪我を未然に防ぐ領域で、経験を積んだ医師として貢献し、健康寿命を伸ばすお手伝いをしたいと思いはじめまして、開業に至りました。

笠浪:開業準備をするにあたって、お悩みはございましたか?

福田先生:整形外科クリニックですので、リハビリ室をしっかり確保したいと考えまして、とにかく広い物件をと探していたのですが、望みの物件がとにかく見つかりませんでした。見つからな過ぎて、もう勤務医が自分には向いているのかもしれないとまで思ってしまった時期もありました(笑)

笠浪:そのようなお悩みの中で税理士法人テラスにお声掛けをいただいたんですよね。

福田先生:まずはインターネットで開業支援くださる業者様を探しまして、税理士法人テラスさんを発見し、セミナーにも参加させていただきました。とにかくお話しくださる内容が勉強になりましたし、その後開業医の経営塾にも参加しまして、ここは信頼が出来る会社だなとなり、開業支援のご依頼に至りました。

笠浪:福田先生には開業支援のお手伝いをさせていただいただけではなく、セミナーや経営塾などでもしっかり医院経営を学んでいただきましたので、葛西駅前あおぞら整形外科クリニックは素晴らしい医院としてご発展されると確信しています。私としましても楽しみに見守らせていただいております。税理士法人テラス、テラスグループはしっかり先生のお力になれましたか?

福田先生:まずは物件がすべてだと思っていたので、テラスグループの担当者の方が良い物件をきちんと見つけていただいたのは有難かったです。また、スタッフの採用や、クリニックを形にすること、機械の購入やクリニックの内装工事の手配等、「ヒト」「モノ」「カネ」の部分について、大事なサポートをいただけました。開業後も税務業務や労務業務で引き続きお世話になっていまして、クリニック運営を始めてみますと、まだまだ人が足りないなと感じましたので、引き続き採用をしていきたいと思っています。宜しくお願いいたします。

笠浪:クリニックのスタッフの採用はご縁に拠る部分もありますからね。焦らずしっかり、クリニックにしっかりと合った人材を採用してまいりましょう。

笠浪:「ご開業」というのは、総じていかがでしたか。

福田先生:開業自体は予定通りに行きました。お金に関しても、スムーズに事が進み、買いたいものも買うことが出来て今に至ります。ただ、人の採用に関しては難しいなと思いました。集患に関しては、軌道に乗るまでは時間がかかるかなと想定していましたが、駅前という立地のせいか、患者さんがたくさんいらっしゃっており嬉しい悲鳴です。バタバタしてしまっています。

笠浪:生活はどのように変化しましたか?

福田先生:開業して、また開業したばかりなせいか、医院長としてクリニックにかかりっきりになってしまっていて家族の時間は減ってしまっていると思います。自分自身が長く健康に診察していくために、体力を維持しなくてはいけないなという課題を感じています。

笠浪:医院長としての人生は長丁場なので、どうかお身体を大切にされてください。
「自己実現」は出来ましたか?

福田先生:まだ開業した実感があまりなく、当初思い描いていた開業医になれているか、やりたかったことが出来ているか、まだわからないのですが、少しずつ実感していくのだろうなと思います。

笠浪:いいスタートを切られましたので、これからどんどん実感は湧いていくと思いますよ。

福田先生:お陰様で患者さんも順調に増えていますので、患者さんのニーズにしっかりお応えしていく事で、色々な実感も増えていくのではないかと思います。

笠浪:長期的なビジョンとしては、どのようなものをお持ちでしょうか。

福田先生:このクリニックで診られる患者さんの数を増やしていきたいと思います。そしてそれにきちんと対応していきたいです。そのためにはドクターを増やす事が必要だったり、理学療法士も増やさなくてはいけなかったり、クリニックの面積も拡張していけるように…とにかく頑張りたいです。

笠浪:順調な滑り出しをされていますので、先生のクリニックは法人化も早そうです。引き続き、テラスグループで医院の発展のお手伝いをさせていただければと思います。今日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。

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