テラスグループに採用業務支援をいただき、志を共有できる優秀なスタッフを採用する事が出来ました
税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):まずはご開業おめでとうございます。「九品仏駅前みやもと内科・腎臓内科クリニック」というお名前に込められた想いをお聞かせ願えますでしょうか。
宮本先生:「宮本」をひらがなで「みやもと」と表記して、読みやすくすることを最初から考えていました。また、近隣の方に駅近くのクリニックであることを認知いただけるよう、「九品仏駅前」という場所の情報を追加し「九品仏駅前みやもと内科・腎臓内科クリニック」という診療所名になりました。
笠浪:地域の皆様に分かりやすいように、またインターネットによる検索でも見つけていただけるようにと、SEOまでをも熟考されたお名前でいいですね。
宮本先生:患者さんがネット検索をしてくださった際に見つけていただけるように、各キーワードを取り入れた名称ですので、少し長くなってはしまいました。今後は「みやもと内科」「みやもと腎臓内科」の略称でも、地域の皆様への認知が進むことを期待しております。
笠浪:この「九品仏駅前」という場所に対する思いはどのようなものでしょうか。
宮本先生:駅改札から徒歩30秒の角地という好立地ですし、以前に同地域を訪問診療でも回っていたことがあり、地域の患者さんの潜在的なニーズをいつも考えていた場所です。自宅からも通いやすく、この場所での開業には迷いはなく、物件を短期間で申込することが出来ました。
笠浪:物件との出会いは縁もありますからね。本当にラッキーでしたね。
開院されたクリニックの特長をお聞かせいただけますでしょうか。
宮本先生:腎臓専門医ですので、腎臓病の専門性を求める患者様が多いことは事前に想定していました。元々他院にかかられてセカンドオピニオンを求められる方、専門医からの助言を期待される方など、安心して長くお付き合いが出来る「腎臓病のかかりつけ医を決めたい」という方が多い印象です。一般内科の分野では発熱外来を含めて、様々な患者さんがいらっしゃいますが、ときに小学生も受診されています。また近隣の大規模な病院との地域医療連携も行っていますので、地域の方の日常的なかかりつけ医となりながら、自身の専門分野にとどまらない疾患をにも出来る限り対応していきます。
笠浪:日常的に起こる風邪症状から、身体のことをなんでも相談出来るかかりつけ医として機能しながら、専門性の高い知識と技術でもって見守っていただけるのは地域の皆さんにとって非常にありがたいことですね。
まだ開業されて間もないですが、地域の皆様のニーズなどは見えて来られましたか?
宮本先生:「迅速で正確な診断が欲しい」というニーズが高いように感じます。また、駅前に開業したことから、「家の至近で高度な医療を享受したい」というニーズがあることも感じます。現在かかりつけ医がない方が、かかりつけ医をそろそろ決めたいという気持ちでご来院される方も少なくないです。
笠浪:新しい医院ですので、地域の皆様の期待値も大きいでしょうね。「九品仏駅前みやもと内科・腎臓内科クリニック」の強みはどのような所にあるのでしょうか。
宮本先生:腎臓内科の専門医として院内の尿検査は短時間で判定できるようにしており、ネフローゼ症候群等の腎臓疾患に関して迅速に見つけられ、治療にも移行する事が出来ます。開業にあたりクリニック内のDX化を進めまして、院内の電子カルテ情報、検査結果情報、レントゲン等画像情報を院内ネットワーク上で連携できるようにしています。個人医院ですが、しっかりとした情報管理体制が構築出来ていると思います。院内の情報管理体制の充実化は、診療の効率化のためだけではなく、検査結果を迅速に提供が出来て、待ち時間も短縮されるなど、患者さんに対するサービス向上に繋がっていると感じます。他院の説明では十分な納得が出来なかった患者さんに対して、包括的な検査データを使ってご説明をした結果、理解・納得が進んだというお声もいただき、ここが当院の強みになっていると感じています。
笠浪:クリニックの業務のDX化は、クリニック内の業務効率化という側面だけではなく、患者さんに対するサービスの質の向上にも大きく繋がっているのですね。
ところで、何故ご開業されることになったのか、経緯をお聞かせ願えますか。
宮本先生:とくにコロナ禍では、勤務医として発熱外来に日々対応していたのですが、新興のウイルス感染症という脅威に対して、一内科医としての限界を感じていました。そのような中で、理想に近い事業用物件を見つけ、自身のやりたかった医療、総合内科専門医および透析専門医としての経験もふまえた質の高い医療を実現し、地域に貢献する為に開業しようという思いに至りました。サロンのような穏やかで綺麗な空間で、患者さんご自身が「大切にされている」と感じていただける場所作りを実現したいと思っています。
また4代続く医師の家系なので、「宮本」の看板を背負っているという思いから開業をしようとなったのもあります。
笠浪:待合室には大きな窓がたくさんあり、光が注ぎ、診察室も明るい雰囲気で、先生の思いが実現されたようなクリニックになっていますよね。宮本家のご親族も開業を喜ばれていらっしゃるでしょうね。
開業をされてみて、実際いかがでしょうか。
宮本先生:実際に開業をしてみますと想定していない問題がたくさん起きます。人と人との関わりの中でしっかり解決が出来るようにしていくのが、経営者としての目下の目標です。セオリーを事前知識として蓄積をしてきたつもりではありましたが、それらをきちんと自分は実践出来るのかと、試されているような日々です。
笠浪:ご家族は開業を喜ばれたでしょうね。ご家族との時間が増えたのでは?
宮本先生:やはり忙しいです。しかし自身がオーナーなので、雇用主の意向を気にしていない分、気持ちは楽ではあります。また開業して初めて家族に自分の仕事内容をしっかり理解してもらえたような気がしますし、働く姿を見せることが出来たのは嬉しかったです。
笠浪:勤務医でいらっしゃると、ご家族が働く姿を見たり、仕事の現場にいらっしゃることは難しいですもんね。お子様などはお父様の素敵なお姿に感銘を受けられたのではないでしょうか。
笠浪:今回、テラスグループに開業支援業務のうち採用業務をご依頼いただき開業に至った訳ですが、決め手などはどのようなものだったのでしょうか。
宮本先生:過去お世話になったベテラン開業医に、税理士と社労士は最初に付けなさいとアドバイスを受けていました。スタッフ採用やそこに付随する問題はプロに任せるしかないと聞いていましたので、任せられる方を探していました。そんな中、社労士と税理士さんが両方いらっしゃり、ワンストップでご支援いただけるテラスグループを知り、お任せすることに決めました。
笠浪:採用業務では色々な場面でお手伝いをさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
宮本先生:振り返ってみて、テラスグループのお力がなければ、今の状況には至れなかったのではないかと思います。「採用」という仕事は応募書類の扱い、準備など、非常に大変だなとわかりました。専門家、プロに任せた方が良いとつくづく思いました。採用業務をプロ・専門家に任せる事により、その水準を求人者に伝えられる事になり、経営者と雇用者との信頼関係にも繋がり、結果としていい人材の採用に繋がると思います。
笠浪:テラスグループが先生の採用業務でお役に立てたようで嬉しいです。
宮本先生:採用面接の時には本当に助かりました。面接に来てくださる方も、その面接担当者の応対から「どのような職場であるか」を確認していると思うので、プロの後ろ盾がある中でベストな対応が出来たことはありがたいです。面接実施時の事務的なトラブルが発生した時にも、都度相談ができる相手がいてくれることで精神的な負荷も減りました。「こういう人と一緒に働きたい」というものを明確に持ちながら面接をすることが出来まして、結果として「私が考える理想の職場」にマッチした優秀な方々を集めることが出来ました。本当によかったな…と思いながらその和やかな空間に身を置いています。
笠浪:よいチーム作りのお手伝いをさせていただけたようで本当に喜ばしいです。お役に立てたようで嬉しいです。
宮本先生:後継する方々に向けても、勤務医が開業をしようと思ったら、税理士と社労士の方にお力を借りることは必須だと思いますね。そしてワンストップで頼める方がベター。窓口が一つに集約されている方が後々楽だと思います。
その点においてテラスグループは理想的でした。関わってくださるスタッフの方々も皆きちんとした方ばかりで信頼が出来ました。
笠浪:お褒めの言葉をいただきまして有難いです。これからも宜しくお願いいたします。
笠浪:これからのクリニックはどのように発展していかれるのでしょうか。
宮本先生:自覚症状に乏しいこともある腎臓疾患は気付かれにくい病気であり、ある程度の診断がついているのに明確な治療をされていない方、検査結果は出ていながら確定診断がつけられていないままの方が少なくない病気なので、そのような方々が一日も長く健康で暮らせるよう努めて行きたいです。地域のかかりつけ医として、腎臓疾患を最初に見つけられるクリニックとして、きちんと運営して行く使命があると感じています。また腎臓疾患を見つけて治療をするだけではなく、生活習慣病の管理も含めて、結果的に人工透析にさせない、腎臓疾患予防の拠点としても役割を果たしたいと考えています。
また同じく崇高な志を持った腎臓内科医と力を合わせて、腎疾患で苦しみ悩む患者さんに貢献出来るような活動をどんどん実践していきたいと思っています。今まで治療で関わらせていただいた多くの患者さんたちから学んだこと、またそれらの臨床経験に恥じぬよう、目の前にいらっしゃる患者さんの不幸を減らしたいと思います。
笠浪:長く続く人工透析という治療に移行してしまいそうな兆候があるのに、診断自体がついていない方が埋もれている可能性があるというのはとても怖いですね。また先生の「不幸を減らしたい」という言葉には、医師という仕事の素晴らしさや、その仕事の重大さ、重さも感じました。
本日は貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
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