テラスグループには募集から面接、採用まで、全体を通してテラスさんにサポートいただき、いい人材を採用できたので、ずいぶんと気が楽になったんですよ。
税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):林先生はもともと大学で准教授の地位におられましたが、そこから開業を決意されたきっかけについて教えて下さい。
林先生:ひとえにやりたい医療を実践するためです。大学では最新のデジタル技術を用いた矯正治療の研究をしていました。デジタル矯正自体はアメリカで非常に進んでおり、「アメリカから新しいソフトウェアを輸入して臨床試験をやろう」と意気込んでいました。ですが薬事法(現:薬機法)で認可がとれていない機器を大学の臨床で使用するのは非常にハードルが高かったんです。あれこれ模索したものの、「相当の労力と費用を注ぎ込んで行うならば、やはり自分で開業するしかない」と思ったことが開業のきっかけです。
笠浪:初めて名刺を交換させていただいたときは、まだ大学にいらっしゃって、北海道にお住まいでしたね。開業するなら東京でと決めておられたのですか?
林先生:3Dデジタル矯正自体は日本ではまだそれほどポピュラーな治療法ではありませんから、やはり首都である東京、さらにその中心地で開業し、そこから全国、そして世界に向けて発信していきたいという思いがあり、この場所を選びました。
笠浪:日本橋を選ばれた理由はありますか。銀座や渋谷など、他にも候補はありましたが。
林先生:競合が少なかったのがいちばんの理由でしょうか。あとはやはりアクセスですね。東京メトロ、JR各駅からも徒歩圏内で、都内はもちろん、千葉からもアクセスしやすい。それから1階であったことも決め手の一つです。
物件の規模もありますね。最初から大々的なクリニックにするつもりもなく、こちらは当初思い描いていた規模感ともマッチしたので、決めました。
笠浪:名称はどのように決められましたか。
林先生:ネットでの検索を意識して地名を入れています。矯正治療はネットで事前に下調べしてこられる患者さんがとても多いんですよ。日本橋は地名としては非常によく知られている場所ですしね。
笠浪:開業となりますと、今お話しされた物件のほかに、資金やスタッフ採用、ご家族のことなど、いろんなお悩みがあったかと思いますが、そのあたりはいかがでしたか。
林先生:場所は、最初からテラスさんにお手伝いいただいてわりとすんなり決まったのですが、いちばん不安だったのはスタッフ採用ですね。募集から面接、採用まで、全体を通してテラスさんにサポートいただき、いい人材を採用できたので、すごく助かりました。ずいぶんと気が楽になったんですよ。
笠浪:良いスタッフの確保は医院経営に欠かせない要件の一つですから、お役に立てて嬉しく思います。
笠浪:弊社では開業準備からお手伝いさせていただきましたが、顧問税理士はどのように決められたのでしょうか。
林先生:数名の税理士さんと面接させてもらったのですが、税理士さんもいろんなタイプの方がいらっしゃいますね。診療の内容にまで口出ししてくる人もいれば、私の意見をしっかりヒアリングしてサポートに徹してくれる人もいて。テラスさんは後者ですね。テラスさんなら自分の望むようなクリニックづくりを実現してくれそうだなと思ってお願いしました。
笠浪:ありがとうございます。お任せいただくにあたり、不安はございましたか。
林先生:実は費用を心配してたんですよ。丸投げしたらすごく高いんじゃないかと不安だったのですが、蓋を開けてみたらそういうわけでもなく、お支払いした費用以上のお仕事をしてくれたと感謝しています。
笠浪:ご満足いただけて嬉しく思います。
笠浪:開業支援で、弊社がお役に立てたことを教えていただけますか。
林先生:さきほども申し上げましたが、やはり採用ですね。ずっと大学にいて、研究者、教育者、歯科矯正医師として経験を積んできましたが、採用は未経験。労働条件の知識もありません。社会保険労務士の稲葉さんが最初から最後まで全面的にサポートしてくださり、非常に感謝しています。あとは行政手続きですね。細かな手続き一つ一つも漏れなくこなしてくださり、おかげさまでそういった煩雑なことに頭を悩まされることなく、開業準備を進められました。
笠浪:クリニック開業サポートを専門でやっておりますので、手続きはすべてお任せください。
笠浪:開業後も税務をお任せいただいておりますが、現在の担当の生田はしっかりお役に立てていますでしょうか。
林先生:生田さんは月次報告もわかりやすく、問題点の説明から次のステップの提案までしていただき、この後の方向性を考えることにつながっています。頼りにしています。日々忙しいこともあり、いろんなものを丸投げしてお願いしてしまっているのですが、きちんと整理して数値として出してくれるので、とても助かっています。
スタッフの件でも、歯科衛生師さんの入れ替わりはどうしても避けられないのですが、稲葉さんに突然ご連絡してあれこれお願いしても毎回フットワークよく動いてくださるので、感謝しています。
笠浪:経営にまつわる雑多なことはすべてお任せいただき、先生には診療に専念にいただきたいというのが私どもテラスグループのモットーですから、どんどんご活用ください。
もし開業を検討されている歯科医師の先生に弊社をご紹介いただけるとしたら、何と言って勧めていただけますか。
林先生:専門的な知識を持つスタッフが揃っていること、それからサポート体制が整っていることですね。わからないことがあればどんなことでも返答してくださるので、安心してお任せできますとお勧めできます。
笠浪:お褒めいただきありがとうございます。
笠浪:最後に、実際に開業されてのご感想はいかがでしょうか。
林先生:大学は大きな組織でしたから、それと比較するとすべて自分で決めなければならない今の状況は、思っていたより大変でした。労働時間も開業後のほうが忙しいのが現状です。ですが、患者さんが自分を選んで来てくださり、やりたかった3Dデジタル矯正を実践できており、これらはすべて自分で決めてやっていることなので、ストレスはありません。
自己実現はこれからですね。まずはこの本院を着実に、それから昨年オープンした分院を軌道に乗せ、その先を目指してがんばっていきたいと思っています。
笠浪:私どもも初心を忘れずサポートさせていただきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
担当者紹介
生田 佳宏 (副代表)
2013年入社。税理士法人テラス副代表。
税理士法人テラス副代表。会社経営にも携われる仕事をしたいという思いから税理士事務所を複数勤務。前職の大手税理士法人では医療部に配属される。笠浪代表とは前職の同期で、一緒に経営に携わり会社を育てていきたいと考えて2013年に税理士法人テラスに入社。テラスの入社第1号。
税理士業務のみならず、現在は人事採用担当、及び労務・法務を含めた社内の管理業務をこなす副代表として当社を全面的にサポートしている。
「何でも相談できて、親身に対応してくれる。」とクライアントからの信頼感も強い。
現在の当社での目標は、「社員全員が長く働きたいと思えて、やる気を継続できる雰囲気の良い会社」にすること。年々規模を拡大させていく当社の業務を円滑に進め、雰囲気の良い会社作りができるように日々努めている。
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