テラスグループは歯科開業では考えられないほどの融資を確保してくださったので、ぜひお願いしたいと思いました。
税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):開業されようと決断されたのはいつ頃ですか。
中谷先生:父が開業歯科医だったこともあり、学生の頃から「いつか開業しよう」とは思っていました。大学卒業後、大学病院や総合病院で12年にわたり経験を積んでいく中で、今の場所を見つけ、ぜひここで開業したいと思い、決意しました。
笠浪:相鉄線二俣川駅直結のワンフロア全てが医療施設というクリニックモールで、素晴らしい立地ですね。
中谷先生:二俣川は私の地元で、開業するならここで、と決めていました。私は歯科口腔外科専門なのですが、大きな病院だと気軽に受診できない患者さんも多くいらっしゃいます。個人クリニックであれば長時間待つこともなく、また、平日夜や土曜も診療できますから、これまで大きい病院で取りこぼしてきた患者さんを診ることができますよね。生まれ育った二俣川の皆さんのお手伝いができたらと思い、この地での開業を選びました。
笠浪:お父様の歯科医院をお手伝いすることや、承継などの選択肢もありましたか?
中谷先生:そうですね。ただ、父の歯科医院は駅から少し距離があり、来てくださる患者さんのこと、それから医院の将来のことを考えたら、やはり利便性の良い駅前をと思っていました。
笠浪:開業にあたり、悩まれていたことはございますか。
中谷先生:この場所ありきで考えていましたので、まずはここに入れるかどうかということです。こちらの駅ビルの計画を耳にしたのが開業の2年前で、絶対にここで開業したいと思い、すぐにアプローチを始めましたが、かなり難航しました。
笠浪:医療モールは集患力が非常に高いので、競争が激しいと言われています。ここは駅直結の駅ビル内ですから、尚更ですよね。
中谷先生:そうなんです。この場所でなければ開業は諦めようとまで思っていましたが、口腔外科であれば、この医療モール内の他のクリニックとの連携を期待できるということで、無事入ることが出来ました。
あと不安だったのは、やはり資金面です。融資の話をどう進めたらいいのかなと思っていたときに、笠浪さんを紹介頂きました。実は笠浪さんとは子供同士が同級生という繋がりなんですよね。税理士さんということで、一度お話を伺ってみようと思い、お会いしました。
笠浪:お声をかけていただき有難うございます。それまで税理士とはあまりお付き合いはされてなかったと思いますが、弊社に決められた理由を教えて下さい。
中谷先生:とにかく仕事が早く、二度目にお会いしたときに、早速大型融資の提案を持ってきてくださったことが大きかったですね。無駄に時間をかけることなく、テンポよく仕事を進められる方だな、信頼できるなと思ったことと、歯科開業では考えられないほどの融資を確保してくださったので、ぜひお願いしたいと思いました。歯科開業は、実はディーラーにお願いするケースが多く、そうすると税理士さんもディーラーから紹介された方になると聞いています。それでは今回の融資は受けられなかったと思いますから、感謝しています。
笠浪:ディーラー主体の開業サポートは、税理士などもパッケージになっていて、結局、最終的には費用が割高になることが多いんです。ご縁あってお手伝いさせていただけて良かったと思っています。
笠浪:弊社の開業支援で、他にお役立てできた点を教えて下さい。
中谷先生:テラスの社会保険労務士さんの稲葉さんと亀井さんにはとても助けていただきました。税理士さんの担当はお金、社労士さんの担当は雇用ですが、お金と雇用はつながっていて切り離せないもの。開業準備で忙しい中、窓口一つで両方お願いすることができ、負担が少なく有難かったです。特に労務は、雇用保険や社会保険などの仕組み、労働条件通知書など、これまで勉強したことがなかったですから、未知の世界です。分からないことを一つ一つ教えていただき、しっかり制度を整えることができました。
笠浪:雇われる側から雇う側へ、立場が逆になりますから、新たな視点も必要になりますね。中谷先生もしっかり勉強してくださり、弊社の社会保険労務士たちもとても有意義なサポートが出来たと申しておりました。
笠浪:これから開業される先生に弊社をご紹介いただけるとしたら、何と薦めていただけますか。
中谷先生:やはり税務と労務が一緒にお願いできることです。それから、最善の融資をきちんと確保してくださるところ。そこは税理士さんの力量にかかっていると思いますし、テラスグループはその点しっかりやってくださると薦めることができます。現在、税務は里中さん、労務は亀井さんが担当してくださっていますが、里中さんには今後の資金計画など、亀井さんには採用条件などを相談させてもらっていて、頼りになります。今後も期待しています。
笠浪:有難うございます。税務・労務の各担当者と共にしっかりサポートさせていただきます。実際開業されていかがでしたか。
中谷先生:医療モールはやはり集患力がありますね。内覧会は、このクリニックモール全体で、800人~900人くらいの方がいらしてくださり、おかげさまで初月からたくさんの方に来院いただいています。「開業するとこんなに忙しいのか」と嬉しい悲鳴を上げていますが、楽しくやっています。忙しいといっても、勤務医時代のように急に呼び出されることもありませんし、診療時間が終わったら帰宅できますから、その点は楽になったと思っています。
笠浪:今後の抱負を教えて下さい。
中谷先生:今年の7月に開業したばかりで、まだ3か月なので、まずはここでの診療をしっかり地固めしたいと思っています。この医療モールは、小児科や皮膚科、内科に眼科など、総合病院に勝るとも劣らない診療科が揃っています。各クリニックで連携しての診療も行っており、実際患者さんが来院されて、「この症状は皮膚科ですよ」「これは口腔外科に行ってください」となることもありますので、いい診療体制が出来ていると思いますね。大きな病院と違い、患者さんと丁寧にコミュニケーションをとっていますから、細かな要望もキャッチすることができますので、日々の診療を丁寧に、しっかり行っていきたいと思っています。その後で、いずれは分院や法人化も視野に入れたいですね。
笠浪:ふたまたがわ歯科口腔外科の発展のため、税務、労務、共に精一杯サポートさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
担当者紹介
里中 俊介 (執行役員)
2015年入社。税理士法人テラス執行役員、税理士・MBA。
前職の大手税理士法人では医療部に配属され、ダイナミックな提案をしやすいクリニックの税務に面白さを見出す。
2015年医業専門の税理士事務所に舵を切った税理士法人テラスに入社。現在は医院開業・税務調査・医療法人化・事業承継などの税務会計業務の他、売上等の経営課題を解決する医療コンサルタント業務を行う。得意分野は医療法人やMS法人の活用。自分の提案をきっかけにクリニックの財務体質が健全になり、利益を上げていくことに喜びを感じる。
「ワクワクする提案をしてくれる」とクライアントからの期待感も強い。
今後は社内の組織拡大に向けて、後進の育成に力を入れて社員一人ひとりの生産性を高めていくことを目標としている。
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