自己流だった棚卸や経費の扱いなど、「こんなことを税理士さんにお聞きしていいのかな」と迷うこともあるのですが、テラスグループはどんなことでもわかりやすく教えてくださるので、頼りにしています。
税理士法人テラス 笠浪 真(以下、笠浪):開業されたのが平成18年で、12年後の平成30年に法人化されていますね。医療法人化してちょうど1年たちましたが、まずは法人化のきっかけから教えてください。
森先生:公認会計士の友人がいるのですが、開業した直後に、売り上げの数字について相談したことがありまして、その時に「このくらいの売り上げを目標に」とアドバイスを貰ったんです。そこから10年頑張って、その目標をクリアするようになってきましたので、そろそろ法人化を、と思い立ったのがきっかけです。
笠浪:医療法人化を検討される先生の中には、「医療法人化は承継の第一歩」と考えられている方も多くいらっしゃいます。そのあたりはいかがですか。
森先生:そうですね、私の父も祖父も皮膚科医でした。息子と娘も医学部に進んでいます。子供たちはまだ学生ですし、選択は子供に任せていますが、いずれ跡を継いでもらえたらという思いもありました。
笠浪:親子4代で医師とは素晴らしいですね。税金対策、それから承継も見据えられての医療法人化検討でしたが、弊社が関わらせていただくきっかけは、弊社開催の医療法人セミナーだったと記憶しています。
森先生:はい。それまで数字のことは妻に任せていて、税金対策もやってくれていたのですが、医療法人化となるとプロの手を借りたほうがいいかなと思い、いくつかのセミナーに参加してもらいました。
笠浪:その中で、弊社にお任せいただいた理由を教えていただけますか。
森先生奥様:セミナー後、質問させてもらったんですが、その回答がとても具体的で明快でした。税理士法人テラスさんには多くの医療法人化の実績もあり、医療法人化シミュレーションで節税や社会保険料負担の金額もしっかり出してくださり、真摯な印象を受けたので、決めました。
笠浪:ありがとうございます。手続きの中でお役に立てたことはございますか。
森先生:全部です。丸投げさせてもらいましたから(笑)。
森先生奥様:こちらでは医療法人化の手続きの全体像を把握しきれないですし、プロの方に全てお任せできてよかったです。
笠浪:お任せいただきありがとうございました。
笠浪:医療法人化にあたり、ご不安に思っていたことはございますか。
森先生:いちばん悩ましかったのはスタッフの社会保険加入です。長く勤めてもらっていて、それなりにお給料もアップしているスタッフがおりましたので、社会保険に加入したほうがいいのか悩みました。
笠浪:それはよくお聞きするお悩みですね。ただ、社会保険加入は長く続けてもらっているスタッフへの福利厚生の意味合いもあり、新たに採用が必要となった場合にも有利になると言われていますから、そう捉えていただけたらと思います。
実際に医療法人化して、実感された効果はありますでしょうか。
森先生:個人と法人で銀行口座が分かれたことでしょうか。事業で貯えておくべきお金が明確になったことで、将来への不安が払拭され、気持ちが楽になりましたね。
笠浪:奥様はいかがですか。
森先生奥様:医療法人になったからといって経費が厳しくなるというわけではありませんが、医療法人化後にテラスさんに税務顧問に入っていただき、医療法人化によりお金の流れが明確になったことで、きっちり税制にのっとった形の会計になったことが良かったと思っています。
笠浪:そうお聞きして安心しました。医療法人化してまだ1年ですから、これから2年、3年と経つにつれてまた別の効果を実感していただくことも出てくるかと思います。
医療法人化を機に、税務と労務も弊社にお任せいただいておりますが、担当者の評価をいただけますでしょうか。奥様に窓口になっていただいていることが多いかと思いますが。
森先生奥様:税務担当の寺本さんはとっても丁寧に対応してくださっています。それまで自己流でやっていた棚卸や経費の扱いなど、「こんなことを税理士さんにお聞きしていいのかな」と迷うこともあるのですが、どんなことでもわかりやすく教えてくださるので、頼りにしています。
テラスグループの労務担当の担当者さんには育児休暇・キャリアアップ助成金申請などにご尽力いただき、助かっています。
笠浪:ご評価いただきありがとうございます。これから医療法人化される先生に向けて、もし弊社をご紹介いただけるとしたら、何と言ってお勧めしていただけますか。
森先生:医療専門の税理士事務所なので、知識が豊富であること。それに尽きます。安心してお任せできます。
笠浪:お褒めいただき恐縮です、ありがとうございます。
笠浪:医院の将来についてお聞かせいただけますか。冒頭で、将来お子様が医院を継ぐ可能性があるとおっしゃっていましたね。
森先生:はい、今のところ息子が継ぎたいと言ってくれています。たまたまなんですが、医療法人名の「楽森会」は息子の案なんですよ。妻と息子、娘の4人で案を出し合い、最終的に息子の提案に決まりました。娘は、女性ですから今後結婚・出産もあるでしょうし、親としては柔軟な働き方が出来ればいいなと願っていますが、まだまだ未定です。
笠浪:「楽森会」の由来を教えていただけますか?
森先生:私のクリニックでは一般皮膚科だけではなく美容皮膚科にも力を入れています。病気を治すだけではなく、綺麗になる楽しみも味わっていただきたいと、「楽」の字を入れました。「森」は名前から取りました。
笠浪:ご祖父様から続く皮膚科医ですが、美容皮膚科に注力し始められたのは森先生の代からとお伺いしました。
森先生:はい。勤務医時代に開業を考え始めたころ、ちょうど15.6年前でしょうか。世の中に「アンチエイジング」という言葉が流行りだし、美容皮膚科が増えてきたんです。脱毛もしみの治療も以前と比較したら格段に痛みもなく、まるで魔法のように綺麗になる新しい技術だなと注目しまして。それで、一旦病院を辞め、都内の美容皮膚科で経験を積んだ後に、開業しました。
笠浪:先見の明ですね。素晴らしいです。
笠浪:ちなみに、中央林間を選ばれたのはどういった理由ですか?
森先生:以前勤務していた美容外科は都内の一等地にありまして、施術料も高額でした。効果はもちろんありますが、それに見合うだけの費用が必要で、通って来られるのは一部の富裕層の方たちに限られていました。そうではなく、常識的な範囲の金額で、もっと気軽に綺麗になってもらえたらと思っていました。一等地では難しいですが、都心から少し離れた場所なら可能かなと思い、妻の実家があるこの中央林間での開業を決めたんです。そこまで利益を追求しなければできる話しですから。そのあたりはかなり頑張ってやっています。
笠浪:近年、ますます美容皮膚科は身近になってきていますから、無理なく通える範囲にクリニックがあるというのは、地元の方にとっても魅力的だと思います。一般の皮膚科はいかがですか。
森先生:もちろん一般的な保険診療の範囲での皮膚科診療も行っています。美容皮膚科を手掛けていることもあり、皮膚の手術も積極的に行っています。近隣の皮膚科から「うちでは腫瘍を取れないから」と紹介を受けて、ちょっと難しい施術を引き受けることもあるんですよ。
笠浪:診療時間も長く、土日も診察しておられ、地域の頼れる皮膚科ですね。
森先生:祖父の代から医師の家系で、幼少のころから医師以外の道は考えていなかった環境だったせいか、私にとっては「病気の方が来たら治すのは当たり前のこと」という感覚です。ですから、できるだけ診療時間を長くし、困ったときにいつでも来てもらえるようにしています。それと、自分の体調管理もとても大事にしています。
森先生奥様:学会出席などの理由以外でクリニックを休んだことはないですし、それこそ医師になってから27年近く、一度も休診したこともないんですよ。
笠浪:先生の医療に対する姿勢、素晴らしいですね。頭が下がります。最後に、今後のビジョンを教えていただけますか。
森先生:患者さんの数も、トータルでここ中央林間の人口を超えましたので、末永くこの場所で、皆さんのお役に立てたらと思っています。一般の皮膚科はもちろん、美容皮膚科もやっておりますので、女性だけでなく男性も、「このあたりを歩いてる人はきれいだな」と思ってもらえるよう、貢献していきたいと考えています。
笠浪:先生の思いがしっかり伝わるお言葉ですね。今後も、税務・労務面から、先生のサポートに励んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
担当者紹介
佐藤 祥子 (執行役員)
2014年入社。税理士法人テラス執行役員。
滋賀大学経済学部卒業。大学卒業後10年間大阪の会計事務所に勤務した後、代表である笠浪の大学の後輩だった縁で2014年に税理士法人テラスに入社。前職の経験を活かし、入社当初から事業規模を拡大する当社の社内管理体制の構築を担い、社員の採用、業務の効率化に貢献する。
また開業支援や医院経営、相続・承継においてクライアントの要望を引き出し、所属の税理士、社労士、行政書士との橋渡し役を担っている。
「申し訳ないくらい何もかもお任せしている」などクライアントからの信頼も厚い。
今後の目標は社員にとって働きやすく、クライアントにとって満足度の高い税理士事務所となるように社内の体制を確立すること。
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