医療に集中しやすい環境づくりができて助かっています。
税理士法人テラス 笠浪 真(以下、笠浪):医療法人化されて1期目が終わったところですが、今回、医療法人化を決意なさった理由をお聞かせください。
小野先生:開業したのがちょうど10年前で、おかげさまで順調にやってこられましたが、そろそろ次のステップに進みたいと思ったことがきっかけです。具体的には、分院と、それと万が一自分に何かあったとき、家族や患者さんに迷惑をかけずに事業承継したいと思い、このあたりで法人化したほうが良いのではないかと考えました。
笠浪:今後の事業展開に向けて、ということですね。
小野先生:はい。それと、おかげさまで大勢の患者さんが来て下さっているのですが、その一方で患者さんの待ち時間が長くなる状況が続いていましたので、その解消と私自身の負担軽減のため、医師の増員をしたいと思うようになりました。副院長を迎えるにあたり、きちんとした組織を作っておきたかったというのも、医療法人化を考えた理由の一つです。
笠浪:もともと開業時から分院展開を視野に入れていらしたのですか?
小野先生:具体的にいつごろとまでは考えていませんでしたが、開業時、クリニック名にあえて自分の名前を入れなかったのは、「いずれ若い先生に力をお借りしてやっていこう」と考えていたから、というのはありますね。
属人性はあえて薄め、地域密着というポリシーでしたので町名を入れ、自分が提供できるベストな領域である内科と循環器内科を明示し、今の名称にしました。
笠浪:法人名は「真心会(まごころかい)」ですね。こちらも由来を教えていただけますか。
小野先生:真に、医学的・科学的に根拠のある医療を、心臓と心(こころ)に対して、真心を込めて提供していきたい、という意味合いです。開業当初から変わらない思いです。
笠浪:真も心も、それぞれ二重の思いが込められていて、とてもいい名前ですね。
小野先生:「真」なので、笠浪さんと同じ名前になりましたね。
笠浪:医療法人化にあたり、迷われていたこと、不安に思われていたことはございますか。
小野先生:税理士法人テラスさんにご相談した際は、まだ医療法人化について迷っていた部分もありましたが、税金や社会保険をシミュレーションして数字を算出いただき、「分院展開を考えるならぜひ医療法人化しましょう」と言ってくださったので、決断しました。
笠浪:シミュレーションの結果、先生の医院は医療法人化するメリットが十分ございましたので、お薦めさせていただきました。弊社にお任せいただいた決め手がありましたら教えて下さい。
小野先生:手続きについては全くの素人ですので、そこはとにかくしっかりお任せできるところにお願いしたいと思っていました。税理士法人テラスさんは医療法人化の実績を多数お持ちですし、今後の見通しについても非常に明確になったので、不安なくお任せできました。
笠浪:ありがとうございます。弊社でご支援させていただきました法人化の手続きはいかがでしたでしょうか。
小野先生:税理士法人テラスさんは手続き開始から医療法人設立、診療開始まで明確なスケジュールを明示してくださり、都度進捗報告、そして必要時には素早く連絡もいただいていました。手続きの進行についての不安は全くなかったです。料金も比較的リーズナブルだと私は思いましたので、感謝しています。
佐藤:こちらこそ、お任せくださりありがとうございました。
笠浪:実際に医療法人化されて感じられているメリットやデメリットはございますか。
小野先生:この4月から副院長を迎えたのですが、大きな病院から移っていただくにあたり安心して働ける環境をということで、法人の組織であったことは良かったのではないかなと思っています。患者さんの待ち時間も短縮されましたし、私自身も少し時間に余裕が持てるようになりました。いい環境になったと思っています。
スタッフに関しても、社会保険加入というメリットがありますから、良い人材が集まる理由になったのかなと思います。おかげさまで、いいスタッフ、事務長に恵まれています。
笠浪:社会保険は医院からの支出は発生しますが、優秀なスタッフに長く勤めていただける理由になります。導入のメリットは大きいと思います。
小野先生:あとは、現在分院の準備を進めています。医療法人化していると、色々な業者さん等に安心感を持ってもらえているなと感じます。個人で取り組むよりはハードルは低いと思います。
デメリットとしては、納税のタイミングが個人のときと変わりましたので、それがまだ慣れないところもありますね。ただ、予定納税がなかったのが嬉しかったですね。
笠浪:節税という意味では、まだ1期目が過ぎたばかりですので、それほど実感いただくような段階は無いのですが、1年たって決算が終わるころには、効果を感じていただけると思います。しっかりシミュレーションし、確実に効果が出ると見込んでの法人化ですから、どうぞご安心ください。
笠浪:医療法人化をきっかけに、弊社に税務・労務をお任せいただいていますが、弊社のサービスはいかがでしょうか。
小野先生:窓口を1か所でお願いできるというのがとにかくありがたいです。医療に集中しやすい環境づくりができているので、助かっています。
笠浪:診療以外の雑務は私たちにお任せいただき、医師である先生には診療に集中していただきたいというのが私たちのモットーですから、そうおっしゃっていただけるのがいちばん嬉しいです。税務、労務業務についてもご支援させていただいておりますが、先生のご評価をいただけますか。
小野先生:税理士法人テラスのご担当者の方々のお仕事は完璧です。もともと完璧だったのか、笠浪さんが完璧にされたのかわかりませんが、医療専門でワンストップのシステムが会社としてうまくまわっているのだなと思います。
税務業務は設立から担当してくださっている方に引き続きお願いしていますので安心感がありますし、社労士の方には雇用契約書や労働条件通知書を作成いただいたのですが、こちらまでわざわざ来て説明もしていただくなど、細かく対応してもらい感謝しています。助成金等の情報についても詳しく、頼りにしています。
佐藤:お褒めの言葉、ありがとうございます。
笠浪:これから医療法人化を考えておられる先生がいらしたら、何と言って弊社をお勧めいただけますか。
小野先生:直接税理士法人テラスさんとお話しいただくのがいちばんだと思います。医療法人化についてはかなりの実績をお持ちで、手続きも熟知されています。安心してお任せできるところだとおすすめできますね。あとは、税理士法人テラスの方とお話ししていていつも感心するのは、たくさんの引き出しをお持ちだということ。どんなことをご相談しても、最新の情報を交えてテンポよくご回答いただけるので、すごく頼りにしています。
笠浪:そこまでおっしゃっていただけて本当に光栄です。これからもご期待に添えるよう、努力してまいります。
笠浪:最後に、クリニックの将来のビジョンを教えて下さい。
小野先生:この4月からようやく循環器専門医2人体制となりましたので、「横浜北部の頼れる内科・循環器内科クリニック」として、地域の患者さんとそのご家族の信頼と期待に応えられるよう、より良い医療を継続して提供していきたいと思っています。
それと同時に、新たなチャレンジとして、分院展開ですね。現在とは全く違った分野になりますが、美容皮膚科の開設を考えています。分院長をお任せできる、若くてやる気のある先生と出会えましたので、しっかりバックアップして、先生や職員さんが働きやすく、また患者さんも来たくなるクリニックを作っていけたらと思っています。
従来の地域医療は不易流行の理念を持って引き続き邁進しつつ、野心も忘れずに新たなチャレンジもし続けたいですね。
笠浪・佐藤:医療法人化、そして新たな分野での分院と、発展し続ける三保町内科の将来を、私どもも楽しみにしております。引き続きサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
担当者紹介
佐藤 隆行 (マネージャー)
千葉県出身
2015年入社。税理士法人テラス マネージャー職。
手に職をつけようと思い簿記の資格を取得し、2015年に税理士法人テラスに入社。 入社以来、税務会計業務、医療法人設立コンサルティング業務を一貫して担っている。1年近くかかり、かつ手続きが複雑な医療法人化をスムーズに支援することから院長から信頼が厚い。医療法人設立後に「医療業界に詳しいテラスさんに」と引き続き税務担当を任されることも多い。またマネージャーとして、部下の育成を行う。 仕事で心がけていることは、各々の院長のライフステージに合わせ、求められることに着実に応えていくこと。2018年社長賞受賞。
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