クライアントインタビュー

医療法人化インタビュー | vol.01
テラスグループの担当者の方が「全て任せてください」とおっしゃっていただいたのがとても心強くて。

何より息子が将来クリニックの跡を継ぎたいと言ってくれたことが、法人化の後押しになりました。

医療法人社団 與心会 せき山王クリニック
関 忠和先生
医療法人社団 與心会 せき山王クリニック
関 忠和先生
昭和53年3月 東邦大学医学部卒業
平成24年12月 せき山王クリニック開院
平成30年4月 医療法人社団 與心会として診療スタート
2018年4月に医療法人として診療スタートしたばかり。院長の関先生と、受付業務を担当されている奥様に、医療法人化についてお話しいただきました。(取材日:2018年5月23日)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):まず、法人化しようと思われた理由を教えてください。

関先生一番の決め手は、医師である息子への承継を考えてのことです。開業して4年少し経ち、多くの患者さんに来ていただくようになり、周りから法人化したらどうかと言われる機会が増えてきたこともあるのですが、何より息子が将来跡を継ぎたいと言ってくれたことが後押しになりました。

開業してみて自分で実感したことですが、ゼロからの開業は本当に大変ですから。息子夫婦共に医師なので、将来医院を広げるにしても法人化していたほうがメリットがありますし、それならば私が土台を作ってみようかと思いました。

笠浪:法人化にあたり、悩まれていたことはありますか?

関先生開業してまだ4年少しでしたし、本当にできるのかなという不安はありましたよ。時期的に早くはないのか、メリットはどのくらいあるのか。自分一人では分からないことだらけでしたので、医師会などに医療法人設立をお願いできるところはないかと話をしたんです。それで税理士法人テラスさんを紹介いただきました。

笠浪:最初にお会いした時には、まだ法人化は迷われておられましたね。

関先生はい、まずはお話を聞いてみようという気持ちでした。お会いしてみたら、しっかり話を聞いてくれて、メリットやデメリットもきちんとご説明いただきました。

それでまずは、法人化の税金・社会保険のシミュレーションをお願いすることにしました。
その結果、きちんとメリットが出ることが分かり、息子のこともありましたし、思い切って決断しました。

笠浪:ありがとうございます。設立のお手伝いを弊社にお任せいただいた決め手を教えてくださいますか?

関先生実は税理士法人テラスさん以外には話は聞いていないんです。税理士法人テラスの担当者の方の説明がとてもわかりやすかったですし、色々とご相談できそう、信頼できそうだなと思いまして、それじゃあこの方にお願いしたいなと思いました。やるなら早めがいいかなというのもありましたし。

関先生奥様:税理士法人テラスさんの第一印象がとても良くて、丁寧な方だと話していたんですよ。「全て任せてください」とおっしゃっていただいたのがとても心強くて。

笠浪:ありがとうございます。医療法人設立は各都道府県によってスケジュールが決まっています。東京都は年2回の申請ですから、一度タイミングを逃すと半年後になってしまいます。早めに決断いただいて良かったと思います。

笠浪:手続きを進める中で、良かった点、悪かった点がございましたら教えてください。

関先生税理士法人テラスさんにお会いして動き始めたのが去年の4月ごろ。9月申請に向けて、実質手続きに動いたのは3~4か月で、認可をもらい、無事法人化として診療スタートしたのが今年の4月。全体的に手続きは非常にスムーズだったと思います。妻にも手伝ってもらいました。

関先生奥様:アドバイスを早め早めにいただけて、それにとても的確だったので、動きやすかったです。法人としての銀行口座開設や提出書類など、思っていたより細かい手続きが多くて大変なこともありましたが、必要な書類なども事前に教えてくださったので、助かりました。

笠浪:提出書類の中には内容が複雑なものもありますし、提出ミスがあると診療報酬にも影響してしまいます。確実に内容を理解し、無駄なく効率的に作成と提出をするために、先生と奥様にはご協力いただき助かりました。

関先生税理士法人テラスさんにお願いして良かったなと思ったことの一つに、法人名のことがあります。志(心)を与(與)えるという気持ちを込めて「医療法人社団與心会」という名称にしているんですが、医師としての私の気持ちと、5年前に開業した際に、心から応援してくれた義理の父の名前を残したいと、義父の戒名を入れました。

関先生奥様:法人名をどうしようかと迷っていた時に、税理士法人テラスの担当者の方が「素敵な名前ですね」と後押ししてくださって、決めたんです。子供たちも「いい名前だね」と納得してくれて、私も嬉しかったです。

笠浪:先生のお人柄と、お父様への感謝の思いが込められたとてもいい名前だと思います。

関先生開業は妻の父の励ましと応援があってこそでした。父の名前を残すことが出来て、気持ちに応えられたかなと思っています。

笠浪:関先生は、ご出身の福井では7代続く代々医師の家系とのこと。ご子息もお医者様ですし、永続性を前提とした医療法人制度が合っていると思いました。

関先生東京では初代の開業ですが、そうですね、息子への承継を考えると、思い切って法人化して良かったです。孫の代はまだ先なので分かりませんけども。

笠浪:万が一継ぐ方がいなくても、医療法人だと第三者への事業承継もスムーズです。

笠浪:最後に、設立を振り返っていかがでしたか?

関先生手続き自体は税理士法人テラスさんのおかげでとてもスムーズでした。感謝しています。法人化が良かったのかどうかは、承継や税金対策はこれから先ですからまだわかりませんが、無事に出来てホッとしています。医療法人になることによって経営に対する意識も変わり、新たに身が引き締まる思いです。

関先生奥様:これからまたがんばろうと思う理由にもなりますよね。

関先生今後も地域の患者さんのお役に立てるよう、しっかりした診療をしていこうと思います。

笠浪:ありがとうございました。今後のさらなるご発展を心よりお祈りいたします。

担当者紹介

里中 俊介 (執行役員)
2015年入社。税理士法人テラス執行役員、税理士・MBA。

前職の大手税理士法人では医療部に配属され、ダイナミックな提案をしやすいクリニックの税務に面白さを見出す。
2015年医業専門の税理士事務所に舵を切った税理士法人テラスに入社。現在は医院開業・税務調査・医療法人化・事業承継などの税務会計業務の他、売上等の経営課題を解決する医療コンサルタント業務を行う。得意分野は医療法人やMS法人の活用。自分の提案をきっかけにクリニックの財務体質が健全になり、利益を上げていくことに喜びを感じる。
「ワクワクする提案をしてくれる」とクライアントからの期待感も強い。
今後は社内の組織拡大に向けて、後進の育成に力を入れて社員一人ひとりの生産性を高めていくことを目標としている。

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