#妻も信頼しています。特に、スタッフの給与やボーナスの金額設定も相談できる点は、今まで相談できる人がいなかったので、ありがたい存在だと言っていますよ。

他の先生から「給与計算とか、就業規則とかどうしてるのか」と聞かれるんですが、全部任せちゃってるよ、と言っているんですよ。

医療法人 司絆生 吉田クリニック 吉田 幸司 先生

整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科
医療法人司絆生 吉田先生との対談画像

医療法人 司絆生 吉田クリニック
理事長 吉田 幸司 先生

https://www.shihansei.jp/

JR東海道本線「小田原駅」より徒歩5分の場所にある「医療法人 司絆生 吉田クリニック」。整形外科・リハビリテーション科、リウマチ科を標榜し、総勢40名のスタッフを抱えながら鍼灸マッサージ治療院やストレッチ教室、リハビリ教室も運営している吉田先生に、医院多角経営や今後のビジョンなどについてお話をお伺いしました。(取材日:令和2年4月6日)


  • 医療法人司絆生 吉田先生との対談画像

  • 標榜しているのは整形外科ですが、ほかにも鍼灸マッサージ治療院、ストレッチ教室、トレーニング教室など、さまざまなサービスを展開しています。医療法人になるとそれらを傘下に入れることはできないと聞いたので、笠浪さんにアドバイスいただき、医療法人化した後にY.M.F.という事業会社を創設しました。

    税理士法人テラス 笠浪 真(以下、笠浪):吉田先生はクリニック法人化を機に、事業展開のために株式会社を立ち上げられましたが、そのことからお聞かせください。

    吉田先生:標榜しているのは整形外科ですが、ほかにも鍼灸マッサージ治療院、ストレッチ教室、トレーニング教室など、さまざまなサービスを展開しています。医療法人になるとそれらを傘下に入れることはできないと聞いたので、笠浪さんにアドバイスいただき、医療法人化した後にY.M.F.という事業会社を創設しました。

    笠浪:実にさまざまな事業を展開されていますが、事業のメインは鍼灸マッサージ治療院ですね。

    吉田先生:ここを開業する前に勤めていた病院では、鍼灸を始めとする東洋医学のアプローチをとても重視していました。3年間、数多くの診察・手術をこなす中で、鍼灸は患者さんを良くしていくのに実に効果があると実感していました。痛みも取れますしね。それと、マッサージをやってほしいという患者さんもとても多くいらっしゃいましたので、開業した時に、鍼灸マッサージを取り入れました。

    笠浪:ほかにも、ストレッチやトレーニング教室などもありますね。

    吉田先生:整形外科医として、その時の痛みをとっていくことももちろん大切ですが、5年、10年と長いスパンで考え、しっかり鍛えて体のベースアップを図ることこそが根本的な治療だと考えています。ですので、運動療法を重視したいという思いで、教室をスタートさせました。

    それと、スタッフからの提案もありますね。
    そもそもこのクリニックを開院したときのモットーが、「来院してくれた患者さんを全員幸せにして帰す」ということで、スタッフには常々、「患者さんを幸せにできるあらゆるアプローチをしていこう」と話をしてきました。

    例えば、うちは高齢の患者さんが多いんですが、高齢のかたは大体お話し好きな方が多いですよね。「受付スタッフは日常会話で患者さんにリラックスしてもらおう、資格なんてなくたっていくらでもできることはあるんだよ、極端な話、患者さんが幸せになるなら、憩いの場提供のために上のフロアに喫茶店を開いたっていいんだよ」と伝えています。
    鍼灸マッサージ治療院、ストレッチ教室、トレーニング教室、理学療法、デイサービスなど、どれもその理念から生まれたアイデアです。

    笠浪:医院全体に先生の理念が実によく浸透していますね。どうやって先生の思いをスタッフさんと共有されていらっしゃるのですか。

    吉田先生:朝礼の場でのスピーチでしょうか。毎朝一人ずつ順番に話をしてもらっています。うちは大所帯で、全員で40人くらいいるので、2か月に1回くらい順番が回ってくる感じですね。テーマは特に決めていません。診療に関することもあれば、日常生活で感じた些細なこともあります。話を聞いたら、私が必ずコメントするようにしていて、スタッフと経営者である自分の対話の機会と考え、大切にしています。もちろん皆な緊張していますが、話す練習にもなりますしね。

    笠浪:素晴らしいアイデアですね。同じ経営者としてもとても参考になります。先生のクリニックには、看護師、理学療法士、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、そして受付の方と、大勢のスタッフさんがおられますが、いつもとてもいい雰囲気だなと感じています。

    吉田先生:ありがたいことに、よくそう言って褒めていただきます。新しく入ったスタッフからも「アットホームでとてもいい印象だったからここに決めました」と言ってもらえるんですよ。14年やっていると、当然合うスタッフもいれば、離れていったスタッフもいますが、淘汰されてきたのかなと思っています。今は、まとまっていると感じていますね。みんな結束力があって、私も頼りにしています。


  • 医療法人司絆生 クリニックの画像

  • ありがたいことにハローワークの募集で十分スタッフを採用出来ているのですが、信頼のおける医療法人であるおかげだと思っています。

    笠浪:そもそも医療法人しようと思った理由を教えていただけますか。

    吉田先生:開業から7年間、一生懸命診療に集中してきて、診療に関してはプロの自負がありましたが、ことお金に関しては無関心でした。そんなときに、懇意にしている保険会社の知人から、「節税もできるし、将来承継するときにも役立つから」と法人化を勧められたのがきっかけです。よくよく話を聞いてみたらメリットがありそうだと感じましたので、それなら法人化してみようか、と決めました。

    笠浪:法人化について詳しいお話を、ということで、弊社にご相談いただいたのでしたね。シミュレーションしましたところ、クリニックとして利益も十分出ており、確実に節税が見込めましたので、そのまま法人化の手続きを進めさせていただきました。
    法人化後、実感されたメリットを教えていただけますか。

    吉田先生:大きく分けて2つあり、1つはやはり節税です。個人加入の生命保険を法人に移行できたことが大きいですね。法人にしたことにより、かなり節税できたと思います。

    もう1つは、スタッフからの信頼が増したことです。法人となると社会的な信用が生まれるので、スタッフに安心してもらえたようですし、新たな採用の際にも有利だと感じています。ありがたいことにハローワークの募集で十分スタッフを採用出来ているのですが、信頼のおける医療法人であるおかげだと思っています。

    笠浪:法人名は「司絆生」と決められましたが、こちらの由来を教えていただけますか。

    吉田先生:ちょうど父が亡くなった時期と法人化設立が重なったのですが、自分も父も名前に「司」が入るので、まずはその字を、それから「生」は、私の3人の子供の名前からとりました。そして「司」と「生」をつなぐ字として、「絆」を間に入れました。 法人名は、「〇〇会」という名前がよく使われていますが、そうする必要はないと笠浪さんに教えていただいたので。

    笠浪:法人名にご自身やご家族のお名前を入れられる先生は多いですね。あとは、出身大学の名前から一文字使ったり、初代の医院の名前にしたり、医療に込めた思いを体現した漢字にしたりと、先生によって様々です。



  • 他の先生から「給与計算とか、就業規則とかどうしてるのか」と聞かれるんですが、全部任せちゃってるよ、と言っているんですよ。

    笠浪:法人化の手続き、株式会社の設立、それからその後の税務・労務もお任せいただいています。お任せいただく際、不安はございましたか。

    吉田先生:いえ、特にありませんでした。法人化の手続きもスムーズでしたし、その後の税務・労務は一括してお任せできて、本当に助かっています。税務会計、スタッフ雇用関係と給与計算をすべてまとめてお願いできるのがとても楽だと感じています。

    実は、テラスさんにお任せする前、法人化する前ですが、労働基準監督署から呼び出されたことがあったんです。当時の職員から、「給与が足りない、計算に不備があるのでは」とクレームが来て、もちろんきちんと処理していたつもりでしたが、監督署の対応をするのに診療時間を削らねばならず、大変でした。今は、給与計算はもちろんのこと、新しく人を雇用したら、テラスさんに情報を渡すだけで契約書から健康保険、年金と、すべての手続きをしてくださるので、とても楽ですね。

    笠浪:先生のご負担を減らすことができ、何より嬉しく思います。

    吉田先生:小田原市の同年代の医師が集う会があるのですが、そこで他の先生から「給与計算とか、就業規則とかどうしてるのか」と聞かれるんですが、全部任せちゃってるよ、と言っているんですよ。

    笠浪:そのつながりで、弊社にご紹介いただきましたね。

    吉田先生:紹介した先生は、承継で引き継いだものの就業規則がないと困っていたので、テラスさんなら全部やってくれるよ、と紹介させてもらいました。

    笠浪:その節はありがとうございました。現在は、生田が税務、新津が給与計算と行政手続き、亀井が労務の担当をしておりますが、評価をいただけますか。

    吉田先生:テラスさんとの直接のやりとりは妻に任せていますが、みなさんしっかりやってくださって、妻も信頼しています。特に、スタッフの給与やボーナスの金額設定も相談できることをとても感謝しています。今まで相談できる人がいなかったので、ありがたい存在だと言っていますよ。

    笠浪:医院経営のことならなんでもご相談いただける体制をとっております。困ったこと、わからないことなど、些細なことでもご相談ください。


  • 医療法人司絆生 吉田先生との集合写真

  • 「病院に来てもらったら、幸せにして帰す」をモットーに、これからも丁寧で患者さんに寄り添った診療を大事にしていきたいと考えています。

    笠浪:現在、1日300人から400人の患者さんが来られていてお忙しい日々を過ごされているかと思いますが、今後のビジョンを教えていただけますか。

    吉田先生:テラスさんには以前からご相談させていただいていますが、事業も拡充し、スタッフも増えてきましたので、いい土地があれば、建物を一新したいと考えています。あとは、若い理学療法士や鍼灸師に、やりたいことがあれば言ってほしいと常々伝えているので、良いアイデアがあれば実現していきたいですね。

    患者数には治療院や教室に来られる方も含まれてますから、そのうち診察に入る患者さんは3~4割程度でしょうか。小田原は適度に田舎なので、横のつながりがとても強い地域なんです。一人の患者さんの治療がうまくいくと、お母さん、お子さん、お孫さんと、次々と患者さんが増えていくんですね。

    大事にしているのは、特に初診はじっくりと丁寧に、徹底して時間をかけて説明することです。中には「ここまで時間をかけてレントゲン写真を説明してくれた病院は初めて」と言われる患者さんもいるんですよ。

    「病院に来てもらったら、幸せにして帰す」をモットーに、これからも丁寧で患者さんに寄り添った診療を大事にしていきたいと考えています。

    笠浪:先生の理念をお聞きし、とても勉強になりました。今後、クリニック移転をしっかりサポートさせていただくことはもちろん、これからも、幸せな患者さんが増えるよう、税務・労務・法務ともに吉田先生のお力になれるよう努めてまいります。今日はありがとうございました。

プロフィールイメージ

担当者紹介

生田 佳宏 (副代表)
2013年入社。税理士法人テラス副代表。

税理士法人テラス副代表。会社経営にも携われる仕事をしたいという思いから税理士事務所を複数勤務。前職の大手税理士法人では医療部に配属される。笠浪代表とは前職の同期で、一緒に経営に携わり会社を育てていきたいと考えて2013年に税理士法人テラスに入社。テラスの入社第1号。
税理士業務のみならず、現在は人事採用担当、及び労務・法務を含めた社内の管理業務をこなす副代表として当社を全面的にサポートしている。
「何でも相談できて、親身に対応してくれる。」とクライアントからの信頼感も強い。
現在の当社での目標は、「社員全員が長く働きたいと思えて、やる気を継続できる雰囲気の良い会社」にすること。年々規模を拡大させていく当社の業務を円滑に進め、雰囲気の良い会社作りができるように日々努めている。

続けて読みたい他のインタビュー

PAGE TOP