クライアントインタビュー

医院開業インタビュー | vol.36
スタッフと患者さんの満足度を高め、日本一の内視鏡室を作りたい

妥協せず理想のクリニックを実現するための難条件の物件探し、大規模な融資の実現は税理士法人テラスの開業支援なしではできなかったかもしれません

草加駅前内視鏡内科クリニック
吉田智彦先生
草加駅前内視鏡内科クリニック
吉田智彦先生
2023年9月1日開院。東武伊勢崎線「草加駅」徒歩1分に『草加駅前内視鏡内科クリニック』を新規開業された吉田智彦先生に、ご開業のきっかけやビジョンやミッション、弊社の開業支援の感想をお話しいただきました。(取材日:2024年7月)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):ご開業から1年が経とうとしていますね。本日はご開業についてのインタビューをさせていただきたく思います。まずは『草加駅前内視鏡内科クリニック』というクリニック名の由来についてお伺いしても宜しいでしょうか。

吉田智彦先生(以下、吉田先生):まずは地元に愛されるクリニックでありたいと考えました。あとは内視鏡でやっていきたいという専門性のアピール。内視鏡は鎮静剤を使いますので、駅から近くのクリニックである方が良いことから、駅チカのクリニックであることの表現として「駅前」というキーワードを付けました。
駅から近いクリニックですので、草加エリア内の方だけではなく、広い範囲の患者さんに草加まで来ていただければとも期待しています。

笠浪:SEO対策、患者さんに対する周知の点においても適切なワードをクリニック名に入れられていて大正解ですね。この「草加」というエリアに開院されようと思ったきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

吉田先生前職が草加エリア近くにある病院でしたので、その近くで、土地勘があるところで開業したいなという思いがありました。しかし前職の集患エリアとはバッティングしない範囲で、内視鏡のニーズがまだあるエリアだと思えましたので草加での開業を致しました。草加エリアの患者さんが自宅近くで高度な医療を受けられるよう、自身の専門性でもって貢献していきたいと思っています。

笠浪:きちんと現状調査をされてのエリア選定、開院だったのですね。クリニックの特長をお聞かせ願えますか。

吉田先生総合内科医、救急医療もやっていましたので、自身が対応出来る多くの診療科目を診療科目として標榜する事も考えたのですが、自身が一番得意で、患者さんにしっかりと貢献できる、専門性が高い消化器内科、内視鏡内科を標榜することといたしました。内視鏡を軸として保険診療をしっかりと行うクリニックとなっています。

笠浪:スペシャリストでありジェネラリストでおられるが故での、消化器内科、内視鏡内科2つの標榜なのですね。

予約システムをネットで完結、クリニック業務のDX化を推進し、業務の効率化と共に若い世代の集患を実現

笠浪:ご開業から1年近く経ちまして、地域の患者さんのニーズは見えてこられましたでしょうか。

吉田先生草加エリアは大腸の内視鏡をやっている医療機関が少ない割に、人口も多く、また若い世代の方が比較的多い地域であると感じます。ご高齢の方だけではなく、現役世代の方も便潜血などを生じた方はしっかりと内視鏡検査に繋がっていただき、健康を維持いただける事を期待しています。
また予約システムをLINEとWEBで完結していますので、若い患者さんの比率が高まっているようにも思います。

笠浪:時代のニーズにしっかりマッチしたやり方を取り入れられていて、それがしっかりと結果にも現れていて素晴らしいですね。

吉田先生予約システムだけではなく、WEBによる問診など電子カルテシステムなどのデジタル化を進めた結果、スタッフの雑用業務がかなり削減できていまして、効率的に院内業務を回せている気がします。長く続くクリニック運営がどのようなものになるかは、どう業務のデジタル化を設定していくか等、開業準備の段階で大方決まってしまうなと感じています。

笠浪:先生が開業のご準備を妥協なくしっかり行われた結果が、今の円満なクリニック運営に繋がっていて良いことですね。クリニックのミッションはどのようなものを設定されていますか。

吉田先生私は内視鏡の力を信じていますので、内視鏡によるしっかりとした診察により、クリニックに来てくださった患者さんの健康に寄与したいです。ミッションはそれに尽きると感じます。そしてやるからには日本のトップレベルの内視鏡が出来るクリニックにしたい。それは内視鏡技術という診察のクオリティだけではなく、患者さんが居心地が良い等のホスピタリティの点においてのトップレベルにもなりたいです。医者の「トップレベル」を表すときには件数も大切な基準だとは思うのですが、まずは患者さんの満足度、選ばれるクリニックであることを目標に、日々の業務をしっかりと積み重ねていく事が大切かなと思っています。

笠浪:先生の専門性と確固たる信念が素晴らしいクリニックを作り上げているのですね。

患者さんファーストで男女の検査導線を完全別に。患者さんのホスピタリティを追求。

笠浪:『草加駅前内視鏡内科クリニック』の強みとはどのようなものになりますでしょうか。

吉田先生ホスピタリティとしまして、当院は内視鏡を受けられる男女の検査導線を完全に別にしています。特に女性の方にとって内視鏡に対する精神的なハードルは高いと思いますので、少しでも下げられたらと願っています。当院では通常ですと前日から準備が必要な大腸の内視鏡検査も、一日で検査を完了できます。トイレ付きの個室を6個設けましたので、ご自身で、自宅でひとり準備を進めることなく、院内で内視鏡検査準備を進めていただき、検査までを完了する事が出来ます。やはり400平米の広さがある物件で開業が出来ましたので、院内施設を患者さんファーストで拡充させる事が出来たと思いますね。

笠浪:広さというのは大事ですね。先生は当初から開業を目指されていたのでしょうか?

吉田先生いえ、元々特に開業志向はあまりなかったのですが、自分の理想とする内視鏡室を作るのはものすごく楽しい事なのではないか、よりよい内視鏡クリニックを開業することで、患者さんに貢献できる可能性があるのではないかと、医院開業が面白そうだと思ったのが開業のきっかけです。理想のクリニックを構想したり、デザインするのは面白そうだからやってみようと。しかしどうせやるなら日本一の内視鏡クリニックを作ろうと、今に至ります。

笠浪:開業が面白そうだと、ポジティブなイメージから開業を目指され、そしてこのような素晴らしい形に実現をされたのは、とても幸せで素晴らしい事ですよね。

条件の厳しい物件探し、大規模な融資の実現は一人ではできなかったかもしれません

笠浪:開業準備はいかがでしたか。お悩みはありましたか?

吉田先生悩みですね…そうですね…どれも悩みでしたね(笑)まず開業場所に関しては、理想とする事業用物件の条件として、ある程度の広さ、駅チカである事、患者さんに男女別の導線を作りたかったので新築物件をと、なかなか厳しい条件を提示して探していたのですが、まずそんな物件は希少だと。そんな状況の中でテラスグループの物件担当の三田さんが本当に一生懸命探してくださって、結果見つけることが出来ました。私だけで見つけることは無理でしたね。三田さんには本当に頭が上がりません…。

笠浪:物件担当の三田が草加エリアに土地勘もあり、結果うまく見つかりましたね。本当にラッキーでしたし、良かったです。

吉田先生あとお金の問題に関しても、借入の規模を大きくしたので融資が難しかったのですが、税理士法人テラスの担当者さんに親身に相談に乗っていただき、粘り強い交渉も経まして、無事希望する金額の融資が成功したというエピソードもあります。お金に関しては、今後医院開業しようと融資を受ける医師の皆さんにも「開業できない」と思ってしまうような厳しい局面も出てくるのではないかと想像します。そこでミニマムな開業に妥協する事は簡単なのですが、やはり自身の理想の具象化を諦めずチャレンジしてほしいと思います。私の場合はここで税理士法人テラスの担当者の方に粘り強くサポートをいただきましたので、本当に助かりました。

笠浪:先生ご自身の頑張りがとても大きいですね。先生は開業準備を本当に頑張っておられました。

吉田先生ありがとうございます。しかし自分の場合、やはり新築の広い物件の取得、また男女別の導線の導入など、大きな規模の予算を必要としましたので、お金に強い開業支援業者ではないと開業は出来なかったかもしれません。その点税理士法人テラスに決めていてラッキーだったなと。色々な開業支援の業者様はいらっしゃいますが、国家資格である税理士による開業支援事業者ではない、他の業者様では無理だったのではとすら想像をしています。

笠浪:弊社に開業支援をさせていただきまして、また様々な幸運も重なりましたが、やはり先生の確固たるコンセプト設定と、またそれらをしっかりと表現したプレゼン資料作成など、そのような先生ご自身のお力もかなり大きいと感じます。なかなかあそこまでしっかりとした資料を作れる医師は少ないというレベルの資料を先生は作られました。さらにしっかりとスーツを着られて銀行で立派なプレゼンもされまして、マインドが本当に素晴らしいと思って拝見しておりました。

吉田先生そういっていただけると嬉しいです(笑)

クリニック開業前も開業後も、税理士・社労士に深く関わっていただける事はとても重要

笠浪:税理士法人テラスに開業支援を頼もうと思っていただけたきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

吉田先生ネットで開業支援業者を探している時に、友人の医師が税理士法人テラスのサイトに載っていると、また「国家資格である税理士」による「開業支援」と、これだと思ったのがきっかけです。その友人に税理士法人テラスはどう?と聞いてみたら、いいよと(笑)詳しく話を聞いたところ、「お金に強そう(融資に強そう)」「だまされなそう(変なものを買わされなそう)」「開業してからも付き合いが続けられる開業支援業者がやっぱりいいよね」という点で気に入りました。開業後も適切なサポートをいただけるのは税理士による開業支援業者ではないかという結論に至りました。

「だまされなそう(変なものを買わされなそう)」という点につきましては、収益をどう得るかというビジネスの構造の悪さによる、嫌な開業支援業者の話もたくさん聞きます。片や税理士法人テラスさんは「税理士業務、社労士業務、経営支援等で開業後も利益を出していける」という説明でしたので、クライアントファーストな開業支援が実現できるのだと理解しました。

笠浪:弊社の収益構造まで色々と深くご理解を下さって感謝致します。実際に開業支援をさせていただく中で、いかがでしたか。

吉田先生実際にテラスグループのスタッフの皆さんと一緒に開業支援をする中で、これは税理士法人テラスが儲けはあるの?という位に一生懸命やっていただけまして。また税理士法人テラスがハブとなり、WEB制作業者様など、クリニック運営にご協力いただける他の優良な業者様も紹介いただけましたので、本当に正解だったと思っています。

笠浪:ありがとうございます。私達は開業したらハイ終わりではなく、開業後のお付き合いの方がむしろ長いので、ただただ先生方にはしっかりと素晴らしく、きちんと開業をいただきたい、その思いを強く持ちサポートをさせていただいている結果かと思います。お褒めの言葉をたくさんいただけて嬉しいですね…。

吉田先生これから開業する先生たちに言いたいのですが、開業前はたくさん「開業支援業者」と接し開業準備をしますが、開業後、実際にクリニックを運営するにあたりお付き合いをしていくのは、税理士、社労士、WEBサイト管理会社、この3社だけなんです。これが現実なので、開業前からこれらの業務に精通された方々、特に税理士と社労士としっかりと繋がり、クリニック運営のサポートをいただくのは本当に重要なことだと思います。税理士、社労士、行政書士などがチームで開業支援に取組んでくれる税理士法人テラス・テラスグループは本当に最良な開業支援業者だと私は思いますよ。

笠浪:先生は物件探しからかなり長い時間をご一緒に過ごさせていただきましたので、弊社としても何とか良い開業をしていただきたいと頑張らせていただきましたが、本当に嬉しいです。関わらせていただいた担当の者たちも喜びます。

吉田先生またテラスグループのみなさんはやり方を押し付けてくるのではなくて、優しい。いい選択肢を与えてくださり、その中から院長である私が選んでいく、決めていくという形で開業準備が出来た点もすごくよかったと思います。

笠浪:あくまでも院長は先生でいらっしゃいますので、最良の選択肢を複数ご提示し、決定・ご判断をいただくような流れにさせていただいていますね。先生には都度良いご判断を重ねていただきまして有難かったです。また、先生が素晴らしい形で開業くださっただけではなく、しっかりと収益も出されており本当に嬉しいです。

スタッフの満足度を高めることで、患者さんにとって日本一の内視鏡室を作りたい

笠浪:ご開業されていかがですか。

吉田先生有難いことに1か月目から黒字、2か月目にはお給料が得られる位で、経営としてはうまくいっていますので嬉しいです。順調に開業・クリニック運営が出来ている充実感があります。開業してみて、すごく楽しいですね。診療を軸に人を幸せにしたいという思いが実現できている気がします。開業してよかったです。

笠浪:素晴らしいことですね。

吉田先生開業してみて思うのは、患者さんを幸せにするにはスタッフの満足度が大事だと思いまして、今でもスタッフの満足度は足りているのかを気にかけて医院運営をしています。スタッフも幸せに楽しく、高いモチベーションを持ち働けるクリニックを実現しなくてはと。
家族との関係の変化としては、毎日子どもにも会えていて嬉しいです。今は自分が家にいるのが当たり前になれているのが嬉しいです。
経営のことで心配やストレスが全くないといえば嘘になりますが、そういう所はテラスグループの税理士さんや社労士さんにアウトソーシングしており支えていただいていますので、かなり軽減されていると感じます。

笠浪:税理士法人テラス、テラスグループが先生のストレスを軽減出来ているようで本当に良かったです。日頃の業務に対する成績表をいただいたような気持になります(笑)
これからこの『草加駅前内視鏡内科クリニック』をどのようなものにしていきたいか、ビジョンをお聞かせ願えますか。

吉田先生そうですね。「日本のトップレベルの内視鏡室にする」「年間10,000件の内視鏡室にする」「クリニックで働いてくださるスタッフの満足度を高める」「患者さんの満足度が高いクリニックにする」これに尽きますかね。

笠浪:先生なら実現されそうです。今後とも法人化など、クリニックのご発展に引き続きご協力させていただければと思います。本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。

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