テラスグループの方には事前に医療法人化の税金・社会保険のシミュレーションもしていただけたので、安心してお任せできました。
税理士法人テラス 佐藤 隆行(以下、佐藤):法人化してからまる一年経ちましたが、まずは医療法人化されようと思われた理由からお聞かせください。
服部先生:きっかけは、テラスさんからのご提案です。「クリニックを法人化してはどうですか」とアドバイスいただき、医療法人化することによるメリット・デメリットの説明をお聞きし、将来の貯えが計画的にできることに魅力を感じて、法人化を決断しました。今後子供たちに必要になってくる学費に備え、きちんとお金が管理できることに期待してのことです。
佐藤:先生のクリニックは個人事業よりも医療法人の方が税金対策のメリットが大きいので、弊社から提案させていただきました。
服部先生:開業して、順調に患者さんも増え、クリニックも軌道に乗っていたのですが、専門的な医療経営に関しては素人ですから、きちんとお金の管理をしたいなと思い始めた矢先でした。
佐藤:クリニックを法人化されて、実際お金の管理という面で変化はありましたでしょうか?
服部先生:はい、そうですね。以前は個人とクリニックの通帳が同じでしたが、医療法人化して別になったことにより、「今月ちょっと足りないから」といって簡単に引き出すことが出来なくなりました。少し窮屈にはなりましたが、裏を返せば事業資金と家計資金をきちんと分けることが出来ているということですから、将来に向けて安心だなと思っています。
佐藤:メリットとして感じていただき何よりです。
服部先生:税金対策にもなると聞いてますが、現時点ではそれほど実感できていません。いつぐらいから効果を感じるのでしょうか?
佐藤:前回の決算は、まだ法人化して間もない時期でしたので、数字として見えていませんでした。今回、医療法人化して、初めて丸1年たった上での決算になります。役員退職金積立のために大変有効な生命保険にもご加入いただきましたので、これから税金対策の効果を実感していただけると思います。
佐藤:では、予想していなかったようなデメリットはございましたか。
服部先生:いえ、今のところデメリットは無いですね。反対にお聞きしたいのですが、明らかに患者さんが多く、利益も出ていそうなのに、医療法人化していないクリニックを見かけるのですが、私の知らないような「医療法人化の隠れたデメリット」のようなものはあるのですか?
佐藤:法人となると、社会保険への加入が必要になる点はデメリットだと言われます。しかし、優秀なスタッフに長く勤めていただくためには、福利厚生として社会保険加入は必要なことと思います。弊社では、服部先生のように、デメリットを上回るメリットが確実に期待できる場合のみ、医療法人化の提案をさせて頂いております。
売り上げ云々とは別に、実のところ、単に「税理士から提案がないから法人化していなかった」というケースがあるのも事実です。医療法人化は、申請から認可まで期間が長く、また、必要とされる書類も膨大で、手続きも複雑ですから、すべての税理士事務所が医療法人化手続きを請け負えるというわけではないんです。
服部先生:税理士事務所はどこも医療法人化のノウハウがあるのだと思ってましたが、そうではないんですね。
佐藤:はい。たまにですが、弊社が他の税理士事務所から、「医療法人化の手続について教えてほしい」と相談されることもあります。
弊社に法人化をご依頼いただくにあたり、何か不安などはございましたか。
服部先生:テラスさんには開業時からお世話になり、その後もずっと税務も労務も担当して頂いてますので、信頼しています。特に不安はなかったですね。最初の医療法人化の提案のときに法人化の税金・社会保険のシミュレーションをしていただき、数字として期待する効果が確実に得られそうでしたので、安心してお任せしました。
佐藤:ありがとうございます。
佐藤:もし医療法人申請をしようか悩んでいる開業医のご友人がいらっしゃいましたら、何と言って弊社をご紹介いただけますか?
服部先生:税理士法人テラスは医療法人化についてとても熟知されている事務所ですので、安心してお任せできるとおすすめできますね。
佐藤:嬉しいお言葉、ありがとうございます。法人化に際して、ご家族やスタッフの方の反応はいかがでしたでしょうか。
服部先生:クリニック売上金の管理は妻がしているのですが、お金の流れがクリアになったので、管理しやすいと言ってくれています。実は、医療法人化前は、食費など少し浪費しがちだったのですが、それが無くなりました。しっかり蓄えられている実感があり、安心できますね。
スタッフも、法人化に伴い、これまで時給制だったのが月給制(固定給)になりました。時給制のときは、月によってすごく変動があったんですね。繁忙期で給与が多いときは良いのですが、年末年始など休診日が多くなると金額が大幅に下がってしまい、私自身明細をチェックしながら、「少なくて大丈夫かな」と心配したこともありました。それが無くなり、スタッフにも喜んでもらえているので、良かったなと思っています。
佐藤:ご家族やスタッフの方にも喜んでいただけたとのことで、弊社としても安心しました。最後に、医療法人名の由来を教えていただけますか?
服部先生:「旭伸会」の「旭」は、私の出身である旭川医科大学から取り、「伸」は私の名前からです。大学、その後の大学病院と長くお世話になった旭川医大を背負って、という気持ちを込めました。新たな法人名の下、今後も患者さんを第一に考え、診療を続けていきたいと思っています。
佐藤:先生の志しを感じられる良いお名前ですね。はっとり眼科クリニックのさらなる成長のため、引き続きしっかり税務・労務を務めさせていただきます。本日はありがとうございました。
担当者紹介
佐藤 隆行 (マネージャー)
千葉県出身
2015年入社。税理士法人テラス マネージャー職。
手に職をつけようと思い簿記の資格を取得し、2015年に税理士法人テラスに入社。 入社以来、税務会計業務、医療法人設立コンサルティング業務を一貫して担っている。1年近くかかり、かつ手続きが複雑な医療法人化をスムーズに支援することから院長から信頼が厚い。医療法人設立後に「医療業界に詳しいテラスさんに」と引き続き税務担当を任されることも多い。またマネージャーとして、部下の育成を行う。 仕事で心がけていることは、各々の院長のライフステージに合わせ、求められることに着実に応えていくこと。2018年社長賞受賞。
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