クライアントインタビュー

医院開業インタビュー | vol.39
22年間大学病院の小児科医として勤務されたご実績をもとに、下北沢エリアで小児科クリニックをご開業

開業準備を税理士法人テラスにアウトソーシングすることで、診察エリアと健診・予防接種エリアを完全に分断した、感染症の流行期にも安心して子どもがかかれるクリニック作りに集中することができました

下北沢小児科・アレルギークリニック
長尾竜兵先生
下北沢小児科・アレルギークリニック
長尾竜兵先生
2024/9/2 ご開業
小田急電鉄・京王電鉄「下北沢」駅から徒歩2分の『下北沢小児科・アレルギークリニック』を新規開業された長尾竜兵先生に、ご開業のきっかけやビジョンやミッション、弊社の開業支援の感想をお話しいただきました。(取材日:2024年10月)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):ご開業おめでとうございます。まずはなぜ下北沢のこの場所でご開業されたのか、理由をお聞きしてもよいでしょうか。

長尾竜兵先生(以下長尾先生):物件探しでは税理士法人テラスの担当の方に探していただいていたのですが、実際に探してみますと、自身の理想と合致した物件にはなかなか出会えないものですね。当初都内別エリアで探していたのですが、エリア変更も二転三転しまして、もう神奈川県や埼玉県にまで範囲を広げましょうかとなっていた矢先に、この下北沢の物件を見つけました。下北沢エリアはいま都内でも子どもが多いエリアになっていますが小児科は少なかったこと、小田急電鉄・京王電鉄「下北沢」駅から徒歩2分と駅からも近くアクセスできるので、集患が見込めると思い決めました。

笠浪:物件探しは難航されましたが、結果良い物件とのご縁がありまして、本当に良かったです。
この「下北沢小児科・アレルギークリニック」という名称はどのような思いで付けられたのでしょうか?

長尾先生:やはり、SEO対策、ネットで小児科を探す方を想定しまして地名は入れなくてはと。本当は「こども」というワードを入れて保護者の方々に訴求したかったのですが、やはり小児科をネットで探すときには「小児科」というワードで検索するだろうということで、「小児科」という単語を入れまして、「下北沢小児科・アレルギークリニック」という名前に落ち着きました。

笠浪:下北沢エリアに小児科の競合が少なかったので、良い独自ドメインも取れたともお聞きしています。今「下北沢 小児科」でGoogleで検索してみましたが、しっかり一位に表示されていますね。素晴らしいです。

診察エリアと健診・予防接種エリアを完全に分断することで、感染症の流行期にも安心して子どもが受診できるクリニックデザインを実現

笠浪:クリニックの特長はどのようなものだとお考えでしょうか。

長尾先生:特長としましては、感染症などのお子様が出入りする「診察エリア」と、予防接種や乳児健診などを行う「非感染エリア」をしっかり分けている事です。また、これらのエリアを物理的に分けるだけではなく、診察/予防接種・健診時間も切り分けることにより、感染症に罹患しているお子さんと、予防接種・乳児検診にいらっしゃるお子さんを極力同じ時間・空間にいないシステムにしています。予防接種や乳児健診にいらっしゃるお子さんはまだ抗体が足りない状態ですので、感染症に罹患したお子さんには接することがないような対策をした結果です。また、ネット予約・WEB問診を導入していまして、なるべく医院内にいる時間を減らせるよう、待合室で待つ時間を少なくできるようにと努めております。

笠浪:小児科の診察室での感染リスクを減らすクリニックの構築は素晴らしいですね。個人的には怖い感染症が流行している時期には、乳幼児の健診やワクチン接種に行く事すら精神的に憚られたりする場合もあったのですが、下北沢小児科・アレルギークリニックでしたら安心して行けますね。また子どもの体調が悪い時に小児科で長時間待ったり、問診表に手書きで記入する作業は、子どもが小さかったりグズっていたりするととても辛かった記憶がありますので、予約システムやWEB問診が完備されると本当に助かります。本当に素晴らしいご配慮だと思います。

長尾先生:患者さん目線になり小児科をデザインした結果です。どうか安心して受診していただきたいです。

小児科専門医・指導医、アレルギー専門医として、地域の小児医療に貢献していきたい

笠浪:先生は日頃の診察で心がけていることなどはございますでしょうか?

長尾先生:当院は時間をかけて患者さんのお話を聞くことを心がけています。薬の処方や治療方針など、患者さんである小児とその保護者の方が納得していただけるように、医師としての専門知識を押し付けることなく、お話を伺いながら治療に寄り添っていくというやり方にしています。何の説明もなく喘息の薬が出ているようなことのないように、きちんと症状や治療方針、処方理由などを説明しようと私は思いながら患者さんに接しています。

笠浪:丁寧にお話を聞いてくださり、精神的に寄り添って治療をいただける事は、子ども自身だけではなく、辛そうな我が子を見て不安に襲われている保護者にとってもありがたい事ですね。
クリニックのミッションをお聞きしても宜しいでしょうか?

長尾先生:そうですね。当院のミッションとしましては、下北沢というエリアの小児科として、地域の小児医療にしっかりと貢献をしていきたいです。小児科専門医・指導医、アレルギー専門医である院長の私が診察をしていますので、どうか安心してかかっていただきたいです。先ほども申し上げましたように、競合調査をしましたら下北沢は小児科の少ない場所でしたので、地域のお子さんの健康をしっかり守るぞという気持ちで診察しています。

笠浪:下北沢エリアで子育てをする方々にとって本当にありがたい存在でしょうね。

長尾先生:実際にお子さんの診察でいらっしゃった保護者の方々から「下北沢に良い小児科を作っていただきありがとうございます」と感謝の言葉をいただく事もありまして、そのようなお言葉が非常に励みになっています。

笠浪:現場で患者さんやその保護者の方々からそのような言葉をいただけるのは嬉しい事ですね。
ところで、先生のクリニックの強みは、どのようなものでしょうか?

長尾先生:22年間大学病院で小児科医として専門性をもってやってきた事は自信にはなっていると思います。アレルギーの専門医でもあります。きちんとした小児医療を提供できると自負しておりますので、そこが強みでしょうか。東京医科大学病院、国立成育医療研究センター、東邦大学医療センター 大橋病院、杏林大学医学部付属杉並病院とも連携しています。

笠浪:先生のご実績はもちろんですが、大きな病院との連携も強く、信頼できる小児科だなという印象を受けますね。先生が開業しようと思われたきかっけをお聞きしても宜しいでしょうか。

長尾先生:前職は大学病院に勤務をしていまして、もちろんたくさんの患者さんがいらっしゃいますので、日々の医師の仕事に大変なやりがいはあったのですが、大学病院の医師に求められる、研究や論文などのアカデミックなゴールが自分の医師人生の中で求めているものと少しずれてきてしまったかなという思いが膨らんでいました。自分としては、目の前にいる患者さんを救いたい、治療をしたい、患者さんに元気になっていただき喜んでいただきたい、そのあたりにゴールがあるなとの思いが固まり、小児科医院を開業しようとなりました。お陰様で今は小児科を開業できていまして、毎日患者さんに触れることができる、現場にいることができる医師という仕事を続けられていまして、非常にやりがいを感じています。

笠浪:目の前にいらっしゃる小さな子どもたちを一人でも多く救うことを人生のゴールにされているのは素晴らしいですね。

開業準備を税理士法人テラスにアウトソーシングすることで、自身はクリニックのデザインに集中ができて助かりました

笠浪:開業準備の中で苦労されたポイントはありますでしょうか?

長尾先生:一番苦戦したのは「場所」ですね。物件探しは基本的に税理士法人テラスさんに任せていたので、のんびりと構え待てていた部分もあったのですが、理想に合致する物件が長く見つからなかったりすると、このまま開業する物件が決まらないのではないかという不安に襲われました。開業する予定で前職の退職日は決めてしまっていたけど、物件は見つからず、これはどうしようかと。最終的に運命の出会いがあったので良かったのですが、開業物件探しは本当に難しいなと思いましたね。

笠浪:物件探しは運やご縁による部分も大きいですからね…。あまりに見つからないと不安を感じてしまいますよね。結果素晴らしい物件が見つかり本当に良かったです。
ところで、先生は他の開業コンサル業者も検討した上で税理士法人テラスに開業支援をご依頼くださったとのことでしたが、税理士法人テラスに決めた理由はどのような点だったのでしょうか。

長尾先生:開業を考えた時に、交流のある医師達から別の無料の開業コンサルを紹介いただきまして、当初お願いをしていたのですが、無料なだけあってレスポンスが遅く、自分としてはもう少し早い展開で開業を進めたいなとなりました。早いレスポンスなどを期待するのであればやはり有料コンサルなのかなと探していたところで、また別の開業医から勧められたのが税理士法人テラスさんでした。しかしいきなり契約ではなく、まずは勉強会に参加させてもらった所、しっかりと開業に関する知識があるコンサル業者なのだなとわかりましたので、開業支援の依頼を決めました。

笠浪:勉強会などにもご参加いただき、気に入っていただけて良かったです。開業することに対するご不安などはありませんでしたか?

長尾先生:医院の開業なんて初めてで、事前知識がありませんでしたので色々不安はありましたが、担当の方と面談させていただいたく度に知識が豊富だなという事がわかっていきましたので、不安はなくなっていきましたね。

笠浪:先生の開業へのご不安を軽減することができてよかったです。

長尾先生:実際に物件探しもお任せできましたし、外注業者の方々のディレクションやトラブル対応、行政手続き関連もアウトソーシングできましたので、自身はクリニックのデザインに集中ができて助かりました。税理士法人テラスさんはレスポンスも早くて、きちんとしている。地に足がついていて手堅い感じがしましたね。

笠浪:嬉しいお言葉をありがとうございます。
まだ開業されて3か月ですが、開業されてからの日々はいかがでしょうか?

長尾先生:開業して自分の時間が増えました。大学病院での勤務医時代と違い、オンコールがないのでちゃんと眠れるようにもなりました。健康面においてはプラスですね。

笠浪:健康面でのメリットが大きかったようで何よりです。きちんと睡眠が取れる事って大事ですよね。
それでは、これからのビジョンは、どのようなものになりますでしょうか。

長尾先生:まだ開業して3か月なので、まずはこの地域の皆さんに認知いただき、下北沢の小児科と言えば「下北沢小児科・アレルギークリニック」という存在になれるように目指して行きたいです。

笠浪:下北沢の小児科としてのご発展を心よりお祈りしております。また今後法人化など、新たなフェーズに移行される場合には引き続き全力でサポートさせていただければと思います。
本日は貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。

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