今月初旬、懇意にしている社長様が心筋梗塞でお亡くなりになりました。
奥様と2人の学生のお子様を残し、またお母様を残し…
年齢は50歳過ぎでした。大変お世話になっていましたので悲しみに堪えません。
ただ、もうちょっと早くから会社のこと、事業承継のこと、財務のこと、プライベートのこと…
ご相談いただいていれば、色々な提案や対処ができたのに。
今となっては、ただただ悔やまれます。
経営者の死は遺族の悲しみだけでなく、会社の存亡、従業員の雇用も危機を迎えます。
会社の顧問税理士として関わらせていただいていますと、このような相続の現場に直面することもあります。
そんなときには、葬儀の途中でも、遺族の方から色々と相談されます。
お金のこと、遺産分割、相続税、持株評価、不動産・・・
ただ悲しいからと泣いているだけでは済まされない職業なのでしょうか?
冷静でいられるわけがないのに。
だからこそ、自分は今以上にもっと知識と経験を身につけなければならない。
もちろん、顧問先の経営者よりも長生きしなければいけない。
そして、自分自身も経営者として健康でいなければならない。
今やるべきことをやっておかなければならない。
そんなことを痛切に感じました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
笠浪 真
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