クライアントインタビュー

医院承継・相続インタビュー | vol.03
#お会いしてもうすぐ一年になりますが、ずっと伴走してもらい、非常に勤勉で誠実に対応いただける会社だと感じています。

相続は申告期限がありますが、「何が分からないのかが分からない」という状態でした。テラスさんに一つ一つ何が必要かを教えていただき、「コツコツとやっていけばいいんだな」と安心できて心強かったですね。

せたがや上町脳神経クリニック
高見 昌明先生
せたがや上町脳神経クリニック
高見 昌明先生
東急世田谷線上町駅から徒歩1分、瀟洒な建物の中にあるシックで落ち着いた内装の「せたがや上町脳神経クリニック」。多数の脳神経外科手術に携わられてきた経験を最大限に患者さんに還元したいと開業された高見先生に、開業、それからその後の相続について、お話をお伺いしました。(取材日:令和2年2月18日)

税理士法人テラス代表・笠浪真(以下、笠浪):2019年3月に開業されてから、クリニックの税務、それから相続税申告もお任せいただきましたが、まずは開業の経緯から伺わせてください。先生は長いこと脳神経外科医として多くの手術経験を積まれた後、開業されたのでしたね。

高見先生はい。臨床医として国内はもとより欧米各国で手術の勉強をし、脳神経外科、脊髄外科の分野で多くの手術に携わってきました。「一生外科医で」と思っていたときもあったのですが、脳神経外科分野は若い人材が不足していて段々とチームでの手術が難しくなってきており、一人での手術では患者さんを危険に晒しかねません。それであれば、これまで積んできた臨床経験をフルに活かして予防医療に取り組んでいこうと、開業を決意しました。

笠浪:クリニック名に「外科」という言葉は入れられておりませんね。

高見先生「脳神経外科」ですとちょっと固いイメージがあるかなと思い、「脳神経クリニック」にしました。頭痛ひとつとっても、頭から来るものなのか、それとも頚椎からなのか、原因はさまざまです。脳神経外科医として、脳は当然のこと、脊髄や末梢神経疾患の手術もして行ってきましたし、できるだけ間口を広げたいという思いもあります。

笠浪受診される患者さんのニーズはどのようなものが多いですか。

高見先生脳神経を標榜していますから、やはり既に症状をお持ちの患者さんが来られることが多いですね。今はネットで必要以上の情報が得られる時代ですので、不安を抱えた状態で受診されることもあるのですが、私のほうではしっかり患者さんを診察し、おおよその診断をつけ、検査の必要性の有無、必要ならどういった検査となるか、その先の診断の可能性や診療の方向性も丁寧に説明するようにしています。

笠浪:検査機器として、最新型のMRI、CT装置を入れられていますね。

高見先生はい。大きな病院ではMRIの検査も順番待ちとなることも珍しくありませんから、早い検査を望まれる患者さんにも対応可能です。他のクリニックや脳ドックで異常を指摘され、セカンドオピニオンを求めてこられる患者さんもいますし、外部病院で診療を受けていた患者さんが経過観察のために来られることもあります。逆に、こちらで検査して、救急の疾患である場合や外科的な執刀が必要な場合は、連携している近隣の大病院に患者さんをご紹介することもあります。

笠浪:高見先生は豊富な経験をお持ちですから、地域の方にとっては心強い存在ですね。

高見先生これまでの経験を生かして地域の方の健康を支えたいというのが、開業の最大の目的です。血管障害は成人病がベースにありますので、成人病の治療も行っていますし、さらにそうなった背景までしっかり患者さんに理解してもらい、予防医療に力を入れていきたいと考えています。

笠浪弊社とのお付き合いは、ご開業からですが、私どもを選んでいただいた理由を教えていただけますか。

高見先生長年医療に真摯に向き合い、取り組んできましたが、正直税金のこととなると全くわかりません。開業すると一つの企業の経営者になりますから、ぜひとも税理士さんの知識を貸していただきたいと思っていました。テラスさんとは金融機関さんからのご紹介でお会いしましたが、最初の面談で「しっかりと誠実に対応いただけそうだ」という印象を受けまして、お願いすることにしました。

笠浪:ありがとうございます。最初にお会いしたときは奥様もご同席いただいておりましたが、奥様の印象はいかがでしたでしょうか。

高見先生奥様:私どもは関西出身なのですが、笠浪さんも京都ご出身ということで、そこから親しみを感じました。お金のことをお任せするにあたり、打ち解けられる方にと思っておりまして、同郷というのは後押しになったと思います。

笠浪:そう感じていただけて嬉しく思います。会計資料のやりとりは奥様にご対応いただいておりますが、税務担当の寺本のご評価をいただけますでしょうか。

高見先生奥様:寺本さんはいつもすぐに返信をくださいます。申し訳ないくらい。どんな些細なことでも丁寧にご説明いただけるので、とても助かっています。

佐藤ありがとうございます。

笠浪税務を受任後、相続のご相談もいただきました。初めての相続税申告を終えられてのご感想もいただけますでしょうか。

高見先生クリニックを開業したタイミングで母が亡くなり、相続とクリニックの経営、どちらも初めての経験で、ダブルでこなす必要が出てきましたが、両方とも窓口一つでテラスさんで受けていただいたことが非常にありがたかったです。感謝しています。

笠浪:相続をお任せいただく際、ご不安に思われていたことはありましたか。

高見先生奥様:「何が分からないのかが分からない」という状態でしたので、そこが不安でしたが、テラスさんに一つ一つ何が必要かを教えていただき、「コツコツとやっていけばいいんだな」と安心できたことが良かったです。心強かったですね。

笠浪:開業後すぐのタイミングでしたが、お母様のご経歴やご資産をお聞かせいただくことによって財産背景をしっかり把握でき、結果的に先生や奥様のことを深く知ることにもつながりました。今後の事業展開をサポートさせていただく上で、私どもとしましても相続税申告をお手伝いさせていただいたことは非常に良かったと感じています。

高見先生奥様:それに相続は申告期限がありますしね。テラスさんのサポートがあって本当に助かりました。

笠浪:こちらこそお任せいただきありがとうございました。今後、もしお知り合いの方で税務、会計、相続で悩まれている先生がいらっしゃいましたら、どのようにご紹介いただけますでしょうか。

高見先生お会いしてもうすぐ一年になりますが、ずっと伴走してもらい、非常に勤勉で誠実に対応いただける会社だと感じています。そういった機会がありましたら、迷わずご紹介させてもらいます。

笠浪そのようにおっしゃっていただきとても嬉しく思います。

笠浪最後に、今後のビジョンを教えていただけますか。

高見先生まだ開業して1年ですから、まずは経営を軌道に乗せることです。経営に目途がつけば、残りの人生で、脳神経外科をベースにした社会貢献をしたいと考えています。私が持つ夢の一つに、海外に病院を建てることがあります。これまで医療ボランティアで、発展途上国に何度か行った経験が何度かあり、ここを拠点にしてそれらの国に投資し、生きがいとして社会貢献で爪痕を残せたら、という思いがあります。

笠浪:素晴らしいビジョンですね。そのためにも、これから2年、3年と、しっかり税務会計をサポートをさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

担当者紹介

佐藤 祥子 (執行役員)
2014年入社。税理士法人テラス執行役員。

滋賀大学経済学部卒業。大学卒業後10年間大阪の会計事務所に勤務した後、代表である笠浪の大学の後輩だった縁で2014年に税理士法人テラスに入社。前職の経験を活かし、入社当初から事業規模を拡大する当社の社内管理体制の構築を担い、社員の採用、業務の効率化に貢献する。
また開業支援や医院経営、相続・承継においてクライアントの要望を引き出し、所属の税理士、社労士、行政書士との橋渡し役を担っている。
「申し訳ないくらい何もかもお任せしている」などクライアントからの信頼も厚い。
今後の目標は社員にとって働きやすく、クライアントにとって満足度の高い税理士事務所となるように社内の体制を確立すること。

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