今年に入り、4件の税務調査の立ち合いをしました。
例年よりも多いなと感じています。
4件のうち1件は年間の所得が10億円を超えている法人さんでした。
事前にリーガルチェックをしているとはいえ、調査官との問答では、緊張感があります。
そんな中で、とても心強いのが、
昨年7月より、当社の顧問をしていただいている元国税局出身の笹野先生の存在です。
今回は大型の税務調査でしたので、ご同席をいただきました。
その結果、いつもよりも早くスムーズに調査が終了したように感じました。
しかも、調査の最後には、調査官が笹野先生に進路相談をしだすことも、、、
私がこの税理士業界に関与して約20年。うち税理士登録をして10年。
「クライアントのために税務署とは戦って勝つのが勝利」と思って業務を行ってきました。
しかし、今回の調査を終えて私自身の考えが変わりました。
「クライアントのために税務署とは戦わずに勝利」する方のも、よい勝ち方なのではと。
クライアントのため、正義のためとはいえ、
税務署や国税局のような国家権力と戦って、勝ってもあまり気持ちよくはありません。
大前提として納税は国民の義務だと憲法で定められていますし、
税務調査の立合いを認められている税理士の資格も国から与えられた国家資格です。
そんなジレンマのなか、私のような戦う税理士と、笹野先生のような国税局OB。
タッグを組んで税務調査に臨めば、戦い方にも幅ができてとても強力だな。
と手前味噌ながら感じています。
2/8と2/23に笠浪と笹野先生で税務調査対策セミナーをコラボで実施しました。
「すべてはクライアントのために」
今回の税務調査を終えて、当社サービスの品質は確実に上がったと実感しています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
笠浪 真
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