税理士という職業柄、決算書・申告書・資金繰り表など、数字に触れる機会は多いです。
そのため、物事を数字(金額)で考える習慣はついているように思います。
例えば、クライアントのご子息様が医学部に入学したとあれば、
瞬時に頭の中で展開していくのが、6 年間の学費、そのための親の役員報酬の増額、
必要があれば生命保険の検討、退職金設定、決算予測、資金繰りなどなどです。
しかし、最近は、数字といっても金額だけではなく、マクロの視点からの
データとしての数字とその解析を身につける必要があると、強く感じています。
今、統計学にブームが巻き起きていると言われています。
書籍関係は売れ行きがよく、公開講座もビジネスマンであふれているようです。
みな統計学に何を求めるのでしょうか。
先日、某テレビで統計学についての特集がありました。
あふれる情報の海から確かな情報を探し出す力。因果関係を検証する力。
今後はビッグデータ時代と言われています。
データ分析から知られざる事実を解明し、未来を予測するには、統計学のスキルが不可欠だ、とのことです。
現在、私が在籍する慶応大学大学院でも、統計学をベースとした医療やビジネスの授業が多いです。
(大苦戦しています。)
膨張する医療費の対策に、データ解析から何かを提案できれば面白いのですが。
笠浪 真
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