先月(10月)に宮古島マラソンに出場しました。人生初のフルマラソンです。
「なぜ、必要もなく、体を痛めてまでも 42キロ走るのですか?」
ちょうど1年前に、マラソンを趣味としている仕事仲間に面白半分で聞いてみました。
「健康維持」とか色々なことを聞いたのですが、一番じぶんの頭に残ったのが、
「自分との闘いができる貴重な時間」というフレーズでした。
そこから軽い気持ちで、今年1月に 16キロの市民マラソンにエントリー。
これぐらいなら大丈夫。(2、3日は脚を引きずっていましたが。)
じゃあ、次は思い切って・・・
マラソン当日は、開始直前にスコールのような雨、すぐに止んで、虹がかかってスタート。
どこまでも広がる青い空、ほんのりと甘い香りがするサトウキビ畑の真ん中を走り抜け、エメラルドグリーンの海に。
景色を楽しみながら、大きな橋をわたって離島の離島まで。
やっと20キロを過ぎ、折り返し地点に。ここで家族の応援が。
「パパー」
待ちに待った一番うれしい瞬間。息子たちに笑顔でハイタッチ(父の勇士を見ておくれ)。
ところが30キロを過ぎると、経験したことがない痛みが両脚に・・・
こんなときに地元沖縄の方々の応援や、小学生らによる黒糖あめの差入れに心が温まる。
見ず知らずの観光客までもが沿道から「ガンバレー」の声援。
思わず「ありがとー」って声が出る。笑顔でハイタッチも。
なるほど、チャレンジする人には、応援してくれる人もいるもんだ。
そしてゴール。ついに42キロを走りきった。達成感はMAX。
確かに「自分との闘い」。
でも、走っているときは色んなことを考えていました。
仕事のこと、家族のこと、自分のこと・・・過去も現在も未来も。
でも途中からは、ただひたすらにゴールすることだけを。
走り終わって「よし、帰ったらあれをやろう!これはこういうふうにやろう!」
妙に頭が冴えている。なにか新しいことを始めよう。しかも楽しくって、面白くって。
そうか、夢中になって走っているあいだに、頭の中の引き出しが整理されて、
自分自身がリセットされていたのかもしれない。
そんな中、本年10月、『創業経営塾 SKIPPER’s』はスタートしました。
笠浪 真
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